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マクロ経済データ~モンゴル~

当社クラウドクレジットは、貸付型クラウドファンディングの仕組みを活用して、主に新興国で事業展開しているノンバンクやマイクロファイナンス機関等の事業者に融資を行うファンドを組成し、日本国内の投資家の皆様に提供しています。投資家の皆様からすると、新興国を投資対象にすることは、皆様それぞれのポートフォリオを多様化し、投資の基本である分散投資を促進する一方、どうしても「リスクが高くて怖い」というイメージが付きまといがちです。しかし、新興国と一口にいっても十把一絡げにすることはできません。様々な角度から新興国各々を丁寧に見ていくことで、一つの投資妙味を得る機会を見出せる可能性があります。

そこでここでは、当社が提供しておりますファンド(※)において、貸付先(海外資金需要者)が事業展開中の新興国を取り上げて、主に定量的および定性的なマクロ経済データを中心にご紹介いたします。今回取り上げるのはモンゴル国(以下、「モンゴル」)です。モンゴルの国としての概要、経済状況、また新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響、そして現地通貨であるモンゴルトゥグルグの現状分析について順を追って説明してまいります。ぜひ一つの参考としていただければ幸いです。

※ 現在募集中の当社ファンドにつきましてはこちら( https://platform.crowdcredit.jp/fund/ )でご確認ください。

1. 概要

モンゴルの国としての概要は以下のとおりです。

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2. 経済状況

モンゴルは鉱業を主要産業とする資源国です。最大貿易相手国である中国に石炭などの鉱物資源を輸出しており、その額は輸出額の約7割~9割を占めています。よって、モンゴル経済は鉱物資源の国際相場や中国経済に大きく左右されます。

世界銀行によると、2020年のGDP成長率は▲5.3%となりました。これは2009年のリーマン・ショック時の▲1.3%を上回る落ち込みです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から、世界経済の落ち込みと同程度の影響を受けました。一方、2021年1~3月の実質GDP成長率は前年同期比15.7%と回復傾向にあります。IMFはモンゴルの2021年のGDP成長率を+5.2%と予測しています。

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3.  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響

モンゴルは2021年9月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行のピークを迎えました。その後、感染者数は減少傾向にあります。2021年11月現在は、1日約1,000人の新規感染者が報告されています。モンゴルは2021年2月にワクチン接種を開始し、7月時点で対象者の約75%、全人口の約54%の人が2回目の接種を完了しています。政府は2021年8月30日から55歳以上の方や持病のある方、教員などリスクの高い方のうちの希望者に対して、3回目のワクチン接種を開始しています。なお、2021年末まで国境税関における出入国規制は継続されます。

4. 現地通貨モンゴルトゥグルグの現状分析

当社による現地通貨モンゴルトゥグルグの現状分析は以下表のとおりです。なお、ファンダメンタル(経済の基礎的条件)は、各国の主要経済指標(経常収支、消費者物価上昇率等)に基づいて、当社が独自にレーティングを算出、また、下方偏差は、過去10年間の各通貨の対円の下方偏差(マイナス・リターンの平均値からのバラツキ)からレーティングを算出したものになります。

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◇ファンドの手数料およびリスクについて
ご出資いただく際の販売手数料はいただいておりません。
なお、出資に対して、年率換算で最大4.0%の運用手数料を運用開始時に(または運用開始時および2年度目以降毎年度に)いただきます。
また為替手数料その他の費用をご負担いただく場合があります。
為替相場の変動、国の政治的・経済的なカントリーリスクや債務者の債務不履行等により、元本に欠損が生じるおそれがあります。
ファンドごとに、手数料等およびリスク内容や性質が異なります。
詳しくは、匿名組合契約書や契約締結前交付書面等をよくお読みください。
クラウドクレジット株式会社
第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第2809号
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