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【若手対談】いまどきの若者が求める「社会とお金を育てる投資」vol.4 ~一人ひとりの「幸せ」を実現するための投資~

「最近の若者はまったく・・・」などと言われていたのは昔の話。10代後半や20代、30代前半といった現在の若い世代の方たちは、「社会全体をより良くしたい!」という社会貢献や「将来を見据えて資産形成したい!」といった投資に対する地に足の着いた関心、意欲が高まっています。それでは、実際にいまどきの若者は、どのような考え方で、社会や会社への想いを持ち、また、自身のライフスタイルを望んでいるのでしょうか。

そこで、この『【若手対談】いまどきの若者が求める「社会とお金を育てる投資」』シリーズでは、クラウドクレジット株式会社、株式会社丸井グループ(グループ会社含む)それぞれの20代~30代前半の若手社員を対談者として、「社会とお金を育てる投資」をテーマに、本音トークをしてもらいます。

本シリーズ第4回目の対談者は、吉井友香さん(クラウドクレジット株式会社)と瀬田祐佳さん(株式会社エポスカード)です。なお、以降は敬称略とします。

注:本対談は2021年3月30日に収録したものです。現在の社会情勢を踏まえ、リモート対談形式を採用しました。

対談者紹介

吉井友香
クラウドクレジット株式会社 営業マーケティング部マネージャー
1987年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、大手広告代理店に勤務。その後、JICA事業の青年海外協力隊でのドミニカ共和国赴任、帰国後の国内系コンサルティングファーム勤務、ホテル予約サイトでのバンコク本社勤務を経て、2019年よりクラウドクレジット株式会社営業・マーケティング部に従事。新興国へのお金の循環、かつ顧客に好かれるプラットフォーム作りを目指し、マーケティングデータ分析から戦略・企画立案、実行フェーズを担当している。

瀬田祐佳
株式会社 エポスカード
有楽町マルイ クレジット・サービス商品 リーダー
1985年生まれ。ヒコ・みづのジュエリーカレッジ卒業後、株式会社丸井グループ入社。営業店にて、ジュエリー接客販売、レディスシューズ接客販売に従事。グループ内、未来創造ワークショップ・サステナビリティプロジェクト参加。丸井グループが「2050年にありたい姿」を議論 『ビジョン2050』策定に参画。2018年よりファイナンシャル・インクルージョン担当。エポスカードを通じ、ファイナンシャル・インクルージョンを加速させていくため、エポスカード全体でお客さまへ認知拡大、促進できるよう努めている。

1. お客様一人ひとりの「幸せ」に繋がる投資のかたち

吉井:これまでのご経歴を拝見したところ、有楽町マルイのファイナンシャル・インクルージョン(※1)のご担当経験や丸井グループさんの第二回サステナビリティプロジェクトのメンバーのご経験もおありなのですね。そうしたご経験から「一人ひとりの幸せに本当に繋がっているか」ということを業務の中で特に強く意識なさっているのかなと感じましたが、ずばりエポスカード(※2)の事業はお客様の幸せに貢献していますか?また、今後より広く深く貢献していくための課題や解決方法などについてはいかがお考えでしょうか?

※1 ファイナンシャル・インクルージョンについては、以下もあわせてご覧ください。

※2 エポスカードにつきまして、詳しくはこちら( https://www.eposcard.co.jp/index.html )をご覧ください。

瀬田:いきなりグサッときました(笑)

「エポスカードの事業はお客様の幸せに貢献しているか」という点については、エポスカードを生活の一部として活用していただけることができれば、お客様一人ひとりの幸せに繋がるのではないかと考えています。ただ、ライフスタイルが多様化しているなかで、「幸せ」の定義はすごく不確かなものになっているように思います。エポスカードも、使い方を間違ってしまうと良いと思ったサービスでも、結果的に不幸せにしてしまうかもしれません。ですから、目の前に対峙しているお客様のライフスタイルのなかで、お客様にエポスカードを使いこなしていただけることが大切で、お客様一人ひとりに合ったサービスをご提供することが、対面でお話させていただく私たちの存在意義だと考えています。

私自身、実は入社するまでクレジットカードを持っていませんでした。クレジットカードの後払いのイメージから、正直にいうと強い抵抗感がありました。でも、実際に使ってみると、やはり便利だなと思えたのですよね。投資という点では、エポスポイントで投資ができるサービス(※3)を提供することで、将来のお金の不安に対してクレジットカードの仕組みを活用して不安感を減らせることから、私自身も利用者の一人として良いなと感じています。お客様全員にぜひ知っていただきたいサービスです。

※3  tsumiki証券の「ポイントで投資」について、詳しくはこちら( https://www.tsumiki-sec.com/point_toshi/ )をご覧ください。

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          瀬田祐佳(株式会社エポスカード)

2. 「体験」で繋がる初めての投資

瀬田:吉井さんはデジタルマーケティングを通じてクラウドクレジットさんのサービスを普及する業務を担当なさっているそうですね。クラウドクレジットさんは「世界を繋ぐ金融」といった理念の色の強い金融サービスを提供しているようですが、吉井さんと同世代の方、また、投資が初めての方にはどのような思いを伝えたいですか?

吉井:投資って初めての方には、なかなかハードルが高いことだと感じています。「よくわからない・・・」、「知識がたくさん必要そう・・・」、「損してしまうのでは・・・」と思われがちです。でも、投資をすることで新しい体験ができたり、見える世界が広がったりする側面があるのではないかというのをお伝えしたいです。私は以前から「お金をつかう」という行為がすべて投資に繋がると考えています。たとえば、美味しいと評判のレストランで食事することで、美しい盛付け、美味しいと感じる食材の組合せや味付けなど、お金を通して「知る体験」ができると思っていて。それって広い意味では投資だな、と。それと同じように、自分自身が金融商品への投資を初めてからは、今までであれば読み飛ばしていたようなニュースでも、購入した金融商品と関連するものなら興味を持って楽しく読めるようになりました。投資はお金を守り増やすことを目的としつつも、それがきっかけで社会に対してより興味の幅を広げることができると実体験から思っています。ただ、金融商品には時にはリスクも伴うので、どうしたらより良く分散投資ができるかもぜひ心に留めていただきたいというのも私からのメッセージです。

瀬田:投資に対しては、私もやはり怖くて、なかなか手を出せませんでした。それでも将来のお金の不安はずっと感じ続けていて。その時に仕事に後押しされるようなかたちで、tsumiki証券での投資を始めることにしたのです。

吉井:たしかに何かきっかけがないと投資を始めようとはならないですよね。その点からすると、「きっかけって何が良いのだろう?」と日々悩みながら仕事をしています。

瀬田:自分が良いと思ったことは、どなたにでも良いと思っていただけると最初は考えていたのですが、「あれ?そうじゃない!?なぜ響かないのだろう?」ともどかしい気持ちになることもあります。

吉井:先ほど瀬田さんがおっしゃったように、本当に最近は幸せのあり方が多様化しているので、一つのメッセージでどなたにでも納得いただけるということはなかなかないですよね。やはり、お客様一人ひとりに合わせて、丁寧におすすめしていくことが最も重要だと日々感じています。

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         吉井友香(クラウドクレジット株式会社)

3. 誰もが一人ひとりの「幸せ」を実感できる世界を目指して

瀬田:吉井さんはクラウドクレジットさんに入社される前、ドミニカ共和国やタイ駐在を経験されて国際的なキャリアを歩んでいらっしゃるそうですね。現在はクラウドクレジットさんで日本と世界を繋ぐ役割を担っていますが、その背景に一貫した、とくに新興国支援への想いがあるように感じられますが、その点はいかがでしょうか?

吉井:そうですね、私の新興国への想いはすごく強いです。学生時代から「世の中、お金のある所とない所、こんなに格差があるのはおかしい!」と感じていました。そういう意味では、当社に入社するかなり以前から「新興国にもきちんとお金が流れる仕組みがあったら良いのに・・・」と思っていたのです。

今まで2回、ドミニカとタイに駐在したのですが、どちらも観光関係のマーケティング職でした。1回目はJICAの海外青年協力隊で、ドミニカにあるちょっとさびれた観光地に派遣され、「観光を盛り上げてきて」と。タイ駐在の時は、ホテルの予約サイトでバンコクに本社のある会社でした。日本で採用されたのですが、本社勤務になって駐在していました。その後、新興国にお金が流れる仕組みは観光に限らないと考え、日本の投資家の皆様からお金を集めて新興国の事業者などに融資する当社のサービスもその一つだと惹かれて入社を決めました。自分のキャリアを振り返ってみても、やはり新興国への想いはずっと強いですね。

瀬田:すごく熱い想いですね!それでは、ご担当のマーケティングを通じて、今後どのようにしていけば新興国の方々や日本の投資家の方々の幸せに繋げることができるとお考えでしょうか?

吉井:まずは投資家の皆様の利益をきちんと出してこそ、皆様が「お金を出して良かった!」と感じていただける特性があるというのを重々認識しています。私はクラウドクレジットの一員として、当社が提供するファンド(※4)の購入をおすすめするだけでなく、常にお客様からいただくお声に耳を傾けながらファンドやサービスの改善を図っていくことが必要不可欠だと考えています。これを地道に行っていくことで、日本の投資家の皆様、新興国の貸付先(海外資金需要者)の方々、双方にとっての幸せに繋げることができるのかな、と。

※クラウドクレジットが提供するファンドにつきまして、詳しくはこちら( https://platform.crowdcredit.jp/fund/ )をご覧ください。

マーケティングは広告宣伝の部署と思われがちなのですが、良い面だけをお伝えするプロモーションの部署としては働きたくなくて。投資商品そのものがどうやったらお客様に選んでいただける商品になるか、どうやったら使いやすいサービスになるかを日々検討改善するのもマーケティングの仕事だと思って、日々働いています。もちろん、まだまだできていない点も多いですが…。

瀬田:やはりお客様からの声に対して真摯に耳を傾けるのはとても大切なことですよね。私も対面での接客を通して日々実感していることです。今後はお客様とインターネット、店舗でのサービスの三角形が、テクノロジーの進歩だけでなく私たちも進歩していってぐっと近づいていけたら良いなと考えています。その結果として、お客様一人ひとりが「幸せ」を実感できるようにしていきたいな、と。

吉井:本当にそう思いますね。当社自身は店舗でのサービスはないですが、お客様からの声を大切にしつつ、一緒に「共創」していくことで誰もが一人ひとりの「幸せ」を感じられる世界にしていきたいですね!

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