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一人反省会みたいなやつ

こんにちは、狂気の劇団もどきの人こと青木です。

10月にいくつか劇作系に関わるイベントに参加し、先日参加したイベントのあとに一人で黙々とバス停で考えたことを書き残しておこうと思いました。(その場に出た具体的なアイデアはその人のものだと思っているので、話題にでた漠然としたテーマに対して好き勝手考えた覚書として)


●岡山でお芝居をするハードル

ボクは選ばなければ間口は広いが、やりたいことが明確になっていくほどめっちゃ高いイメージがあるなぁと駅で考えておりました。

学生時代に学内公演の中で役者も同時並行でやっていた時に、「役者募集(初心者歓迎)」の文字に助けらました。しかし、「劇作(創作戯曲)」になると、こまめにネットにはりついてやっと1つ2つかじりついて参加が実現できたぐらい。まだ流行り病の前だったので「オンライン受講」を設けているところがなく、「県外の会場に現地集合かつ万単位の受講料が払えて定期的に指定の日時に参加出来ること」というのは地方住学生の自分には諦めるしかありませんでした。

この酸い:甘いが9.5:0.5の比率の時期は話すととーーーても長くなるし、気分もいいものじゃないのでここでは割愛。

●じゃあいまなら…とも踏み切れない理由

「やってみたらいい」「声をかけていかなきゃ」と言葉を頂くこともあったのですが、

「じゃあ、自分の作品を上演して予算回収できんの?」
「仮に役者やりたい人や演劇に関わってみたい人を運良く集められたとして、その人たちと準備・稽古・上演まで完結させる知識やツテはあるの?」

をいつも考えしまい、解決策がなにも見つからず…。自己完結で終わる想像上の舞台で公演を続ける理由です。

ボクは中学から大学まで演劇を続けてきたのですが強豪校や先輩・顧問の有識者在籍の場所に行けなかった人間なので、知識量は強豪校の1年間にも満たないと思います。けれど、だれも何も知らない人を集めて0から芝居を作る場面はなにかと多かったので「人(部員がいない)・金(部費が大会参加費だけで消える)・物(やってみたいことはあっても衣装や道具を作る/運ぶが不可能)」に苦しんだ分、拠り所0で実際に公演に踏み出すなんて恐ろしいことと思ってできません。過剰に怖がって度胸がないといえばそれまでですが、こけて歩けなくなってろくすっぽ書けなくなった時に手を差し伸べてくれた人はいたかと言われたら、そんな人がいたら今頃一緒にその人たちと芝居を作っているよと返すと思います。

そんな人に出会えたらいいけれど、まずボクはやっと持病が落ち着いて生活が落ち着いてきた人間なので、勢い余って持病ぶり返して多方面に迷惑をかけることがないようこつこつ頑張ろうと思います。

●お芝居を普段みない人でもみたくなるお芝居

結論:わからない

といえば早いのですが創作畑のひとの話を聞くようになってから、「自分も興味をもてないものは興味がもてないから仕方ないなぁ」と思っておりましました。そのため、文芸小学校の回のあとがきにかなり邪道な方法でボクは人様に「本が好きなら、こういう方法で演劇を…ふふふ」と勧めものの、この時も「無理強いになっていなかっただろうか…」と今回と同じく一人反省会をしていたことを思い出しました。

今回は少しだけ深堀して、「自分が興味がない(興味がなかなかもてない)」ものの共通点を洗い出したらなんかわかるかなと思って書き連ねようと思います。

ボクはどんなに親しい間柄の人から誘われてもなかなか行かないもので、日ごろ岡山で楽しめるお芝居を近しい価格帯の娯楽で思い浮かぶものは、「スポーツ観戦(※ファジアーノ岡山の座席参照)」「映画」です。(※あくまで青木の個人見解であり、映画とスポーツ観戦がつまらないという旨のものではありません。もし、好きな人がいたらごめんなさい

○「スポーツ観戦」に誘われても悩む理由
●ルールがわからないから楽しめるかわからない
●根っ子からの文化部なのでスポーツを見る習慣がない
●「スポーツ」ときくと「学生の時の苦手科目」を思い出す
●ファジ丸はかわいいし、ファジフードもクオリティ高いのはすごいなと話で聞いて思う。でも「休日に一緒にいく?」っていわれたら「(同じように楽しめる自信がないから)楽しんできてよ」と返してしまう。

○「映画」に誘われても悩む理由
拘束時間が長いほど気構えてしまう
(1時間半や2時間がデフォト。「みるぞ!」と思うほど身構えて世界に入れないことがある)
高い(気がする)
(お芝居も価格帯かわらないのに、好き補正がかかるせいか同じ値段でも高い/安いと思ってしまう。みた後に後悔しないのになぞである)
・dvdでみたい(みれる)。
(自分は有名な賞を取った作品よりも「映画界の問題作」「○○では上演禁止」みたいな、「なにがあったん?」みたいな作品のほうがみたいと思う。でも、そういう作品は都会で一部しかやってないので自然とdvdになる)
(dvdやサブスクなら)時期も時間も拘束されない
・迷っているものがあると、人が実際にみた人から「はずれはないよ」「いって後悔しない」と聞くかsnsでネタバレ抜きの感想を聞いて一押しされて、「…なら、いこうかな」となる。

出してみると、「①知らない世界だから」「②興味がない分、高く感じる」「③時間拘束がある(ながい)」あたりは演劇を観ない人の気持ちに近しい部分があり、「演劇は…いいかな…」となる人の気持ちに寄り添えるような気がしてくるような気がします。多分、気がするだけなんですけど、ジャンル問わず熱量だけぶつけても相手もとまどうし、ボクも「映画はね!」「スポーツの魅力はさぁ!」って言われたら、余計足が重くなります。

【①知らない世界だから】は「飛び込んでおいで!!!(ノ´ヮ`)ノ*: ・゚」と沼に引きずり込む準備をするしかないのですが、「拘束時間」や「値段」は何とかできそうでもわからない人間なりにむずかしいところだと思いました。

書いている身からこれを別の何かで極端に例えるなら「100円で国産和牛と京野菜の絶品シチューを頼む。3分間であつあつの出来立てを提供してほしい」といわれいるようなもので…。とんでもない企業努力みたいなものがない限り「無理ですよなにいってるんすかあんた」としか言えません。だって無理だもの。

あと、ボクは書くのも観るのも好きなのですが、好きな演劇でも長時間ものが苦手という部分はボクはこのタイプなのでわかります。世界に張り込むまでに時間がかかってしまうタイプで、難しい芸術性の高いものや古典系は同時並行で解読していく必要を(勝手に)感じてしまい、特に。こればかりはもう得意不得意か好みだと思って入るのですが、短編でオム二バス形式のものがほとんどよりも、古典読み込んで、一本ぐらい長編を堂々とnoteにあげられるように、なれればいい、です、ね。精進します。

○ぼくのかんがえるさいきょーのこうさつ٩( ᐛ )و
※考えるのが楽しくなったので書いた、あくまで超個人的見解


「じゃあ、演劇以外(本や漫画、映画など)は何を買う引き金にしてる?」と自分の中で考えた時に、ボクはわりとyouTubeのショート動画やTwitter(現・X)で作者本人が電子書籍のためし読み部分を告知とともに載せているところから気になったものを買うなあと思いました。

また、演劇でもポスターの雰囲気やあらすじの一文で【え、その場面が気になるし、展開が気になる、だからほしい(みたい)】と思って、お財布開いて、「○日茹でもやしたべればこれ観れるわ!いこう!FUUU!!」とポチって(購入手続きをして)います。

最近は音楽でも漫画でも動画ひとつにとってさえ「冒頭やサビみたいなキャッチーなとこから選ばれる傾向はあるよね」というのをみかけますし、たまに畑違いの人から聞くこともありました。情報が多い分、選んでもらえるチャンスはかなりシビアだと書いていて思いました。

ただ、はじめは「これ演劇とめっちゃ相性わるいじゃん」と思っていたのです。ですが、たまあに2.5次元系の演劇作品はdvd販売やオンライン配信に合わせて公式が期間限定で「見所チラ見せ」をしてくれるのをおススメやネットニュースで見かけると不可能ではないのかもしれないと勝手に思っております。

ボクがあてどなしでなるだけPRショート動画をセットにしている(しようと思っている)のも、あてどなしは実体がないので「稽古状況の発信」も「役者さんのカウントダウン」みたいなものも出来ない分、「顔出さずに作品紹介する術」として実験的に作ってみてます。反響は聞いたことがないのでわかりませんが、「規約守りつつ作りたいもの作れているからオールOK( ᐛ )و」と勝手に思っているので多分うまくいっているんじゃないでしょうか、しらないけれど。


…まぁ、楽しいだけでいい作品が書けたら苦労はしないので少しでも書ける幅を広げるためにも苦手は減らして試せるものは試していきたいなと思います。ですが、嫌いになって書くことが苦行になる日が再来するのも怖いので「なんで書いているの」と聞かれたら「楽しいからです( ᐛ )و<ソレダケ」とはつらつと珍妙で間抜けな回答する余裕は持ち続けようと思います。

それではまた…。

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