#観劇記録 「セルリオネの空」編
こんにちは、人間は暑さだけでなく湿度でもやられることを身に染みて感じる青木です。7月中に観たお芝居の記録を残そうと思います。
〇あらすじ
〇感想とか
公演時間が1時間か1時間半ぐらいだろうと思って行ったら15分の休憩をはさんだ2幕構成(2時間はたしかあったはず)という大ボリュームな公演で長編の冒険小説や映画をみたような感覚になりました。
ラストの場面で、照明を使った演出がこれは演劇だからこそできる体験(表現?)で「あ、いいなあ」と思いました。なおかつ、ポスターの「舞台」とだけみていたので途中で歌あり/ダンスあり/戦いあり…。ボクは好き好んであれやこれや演劇を観に行きますが「このどでかいスケールの世界観をよく演劇に落としこめたなぁ( 'ω')ファッ!!?」というのが大きな印象でした。
多分、ダンスだったり、物語だったり、曲だったり…。大ボリュームがゆえにいいところを全部書ききるには文字数がどえらいことになりそうなので切り口をかえて【演劇見たことない/普段見ない人にもおススメをするとしたら】も含みつつ書いてみようかと思います。
県外の劇団さんを観るようになってから色んな情報・案内が流れてくる傍らで島根や福山などでもじわじわと芸術ムーヴが起こっていると風の噂で耳にしてはいました。県外にいくとまた違いがあって面白い。
【魅力的だなと思ったところ(※超個人的な視点で)】
・主人公・セルリオネをはじめ個性豊かな登場人物達が活躍する少年冒険譚
※本であげるなら「そうか君はそういうやつだったんだな」でお馴染みの夏の日の思い出とか銀河鉄道の夜あたりでしょうか。こう、少年漫画とはまた少しちがう、苦味のある成長がお好きな方はおすすめな感じ。
※青木は一幕のはじめ、セルリオネと出雲要の披露宴前の二人の茶目っ気のある掛け合いが好きでした。ちなみに展開がすすむにつれてセルリオネは自らの立場・過去、出雲要は自分の立場やあるトラウマでどんどん翻弄されていくのでより前半のほのぼのが心にきます。なんというか塩キャラメルの塩みたいな感じ。
・『stray』ような機械と退廃が魅力のスチームパンクな世界観が好きな方。
※特に第二幕はわくわくします。青木はわくわくしました。
※衣装の一部として作られた小道具とか、キーになる【「空」の奪還】につながっていく場面のセリフとか世界観も相まってよかったです。
・『カルネアデスの扉』のような背景を考えれば考えるほど後引いてぞっとくる系ディストピア感が好きな方。
※これは1幕2幕合わせた全体。(ネタバレ抜きで書くならば)世界観全体と過去→現在の時間軸にかけての節々で見える権力関係とか、おかれている立場とかが「ああ…ディストピアだ」と。
パンフレットに次回作の募集もありました。カラスがでていました。
次はどんな話なんでしょう、予定が入らなければ観てみたい((´∀`*))
それではまた…。
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