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鍛冶橋交差点の正しい漢字と時間による規制

鍛冶橋(かじばし)交差点は外堀通りと鍛冶橋通りが交わる交差点で
東京駅八重洲口や有楽町の銀座側の通りである。
行政区画的には千代田区と中央区の境にあたる。
近隣の首都高関連では丸の内出口が鍛冶橋通りの皇居方面に向かう形で地下から出てきて「東京国際フォーラム東交差点」に差し掛かる。

漢字に鋭い人は気づくかもしれないが、鍛冶橋通りの「鍛冶」は当て字。
正しい漢字は鍛治。
つまりここにおいての部首ニスイは当て字で
サンズイが本来の正しい漢字。
明治時代の「治」が正しい。

ニスイの漢字は陶冶(とうや)の「や」である。

千代田区の神田鍛冶町も「治」ということで当て字を使っている。
残念ながら当て字が使われるようになった経緯は分からなかった。

さて交通情報に移ろう。

注意点は2つあり、
この交差点の信号はどこに重きを置いているかを考えると納得しやすい。

上:八重洲、下:有楽町、右:京橋、左:丸の内


まず1つ目の注意点は左矢印が先に出るということ。

皇居側から来て鍛冶橋交差点を左折して東京駅八重洲側に向かう場合。
歩行者信号が赤のうちに先に左折の青信号が出る。
先頭車両はうっかりしていると信号を見落として後ろからクラクションされるので、
信号はいつでも見ていよう。
ただ心配はそんなにしなくても大丈夫。
今度は全体の青信号が出るので再度左折できる。

初めの左折矢印は「歩行者保護」と「東京駅に行く車両が多い」ことを見込んでの順番設定になっている。

この時、写真でいう上から(八重洲方向から)鍛冶橋交差点を左折(京橋方向)する青矢印も出ている。
同じように信号に集中していよう。
この交差点は高速バスも多く通り、左折時の巻き込み防止のため、
歩行者信号を赤にして車両の矢印信号を青にしている。

2つ目の注意点は、丸の内側から京橋方向に進む場合、
鍛冶橋交差点は8時から20時まで右折ができない。


裏を返せば、夜の8時以降から、朝の8時までは右折ができるということ。

都会にはこういう時間により規制が変わる交差点が数えきれないほど、
山のようにある。
一例を出せば、
新宿大ガード西交差点、数寄屋橋交差点、西新宿1丁目交差点、北参道交差点、赤羽橋交差点、田町駅西口交差点、宮益坂下交差点。。。


いつも夜しか走らない人にとっては、
右折できない所をついつい右折してしまいがちだが、御法度。
時間により規制が変わることも標識に書いているので、運転に集中する。

事故が好きな人はいない。
安全はみんなで作るもの。

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