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港南2丁目交差点とドナドナ🐂🐖🐓

品川駅の東側にある旧海岸通りの交差点が港南2丁目。
品川駅は在来線が高輪口で新幹線は港南口がアクセスしやすい。

リニア用の駅である「中央新幹線品川駅」もこの港南口。

駅名は品川駅であるが、住所は港区港南、あるいは港区高輪で、品川区でない。

名称のややこしさで言えば、同じような構造で、目黒駅の住所は品川区上大崎になる。

この港南2丁目交差点の少し南に日本で最大の屠殺場がある。
芝浦屠場という。

いくつかある看板には芝浦と場とかいてあり、屠の字は見られない。

屠る(ほふる)という漢字は
常用漢字ではないので、ひらがなで書かれることが多い。
ちなみに漢字検定1級の漢字だ。


食肉加工場や食肉解体場などと現代では言われるが、
これは屠殺場ということばが差別的な意味が含まれるとかの理由で、使われない。
その代わりに誤魔化しのために作れられた名称が食肉解体場だ。

差別、被差別の問題は根深くこの記事では議題にしない。

毎日お世話になっている肉、なぜその加工や歴史についてブラックボックスなのか
日本独特なネガティブな思考は旧態依然で進歩が見られない。
海外のマーケットに行くと血生臭い空間に生肉がぶら下がっているのが当たり前であり、動物の死によって人間が生かされていることを否が応にも意識する。

あまりにも清潔で無菌な世界は人を無知にする。

以下のブログが品川屠場(とじょう)の見学において、わかりやすい読み物になっていたので紹介する。

朝の6時台、7時台に芝浦屠場や港南2丁目にいると
これから肉になるための家畜がトラックに乗せられて運ばれていく。

そのときの牛や豚の表情は暗い。
動物なりに何かを悟るのだろうか。

食肉になった先輩家畜から教わることはなくても、家畜なりに覚悟を持つのだろうか。

何か生命の儚さを物語っているようで、
改めて食べ物を無駄にしてはいけないと思った。

牛さん🐂、豚さん🐖、鶏さん🐓、いつもありがとう。
美味しく頂いています。

港区港南、無機質なビル群とは対照的な食肉加工場の存在は知っておいて損はないだろう。

※今回は交通に関する内容はありませんでした。。。

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