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ビジネス書出版社社長の四方山話

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クロスメディアグループの代表による四方山話です。毎週更新しています。
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#経営者ブログ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】安い日本

GW中の観光地が多くの人で賑わう中、 WHOが3年にも及ぶコロナ緊急事態終了を宣言しました。 私はコロナだろうがなかろうが、マイペースで外出していましたが、さすがにこう人出が多いと、かえって不要不急の外出は控えたくなります。 コロナ禍での空いている電車や飛行機、渋滞のない道路、予約が取れるレストランとホテルが懐かしいですが、そんなことを言ってはいけませんね。 さて、需要が回復していくなかで、様々な分野でまた新たな競争が生まれます。 新たな競争は、低価格や過剰サービスを

【ビジネス書出版社社長の四方山話】本屋がいまできること

先週水曜日の朝日新聞で、ジュンク堂書店の有名書店員の福嶋聡さんが「本屋がいまできること」というテーマでインタビューを受けていました。 福嶋さんはたくさんの著書を持つ有識者で、関西出張で書店を伺ったときにたまにお会いするのですが、今度お会いしたときにいろいろとお話をしたい内容を取材では話されていました。 「書店、特に多くの本を置ける大型書店は、社会の変革器であるべきです。売上データだけに頼っていたら、今ある社会の欲望や格差の増幅器にしかなりえません」 「マーケティングや宣

【ビジネス書出版社社長の四方山話】マインドフルネス

先週木曜日に、来日中の『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』著者、スティーヴン・マーフィ重松夫妻が、当社ZEROGYMのマインドフルネスを体験に来てくださいました。ご招待したのがコロナ直前だったので、3年半越しです。 インストラクターは隈で、NY仕込みの英語で、バイリンガルレッスンをしてもらいました。 最近、経営、営業、編集と、早朝から深夜まで集中しての仕事で疲れが溜まっていたので、ZEROGYMでリセットできました。翌日の朝の目覚めが爽快で、もっと通うべきと痛感。

【ビジネス書出版社社長の四方山話】ワークライフバランス

先週6月23日に48歳になりました。人生で、気力、体力、能力のバランスが一番整っている時期が40代後半なのではと実感しています。 20代は編集者として、30代は起業家として、40代からは企業家として脇目も振らずに仕事をしてきましたが、案外、仕事以外のことも年を重ねるごとに充実しています。 長い人生のワークライフバランスを実現するためには、脇目も振らずに目の前のことを頑張る、ということが大事なことかもしれません。 そして、人生は続く。 ▼クロスメディアン公式サイト ▼

【ビジネス書出版社社長の四方山話】自社商品

編集者としキャリアをスタートし、企画がなかなか出ずに悶々としていたときに、当時の編集長に、「君みたいな人は世の中にごまんといるから、自分が買いたいと思う本をつくればいいんだよ」と言われました。そして、そのアドバイスのおかげで、今日まで500冊以上の自分が買いたいと思う本をつくってきました。 毎月2、3点の自分が企画した本や自分が関係する本の原稿を読んでいますが、クロスメディアでは毎月10点前後の出版をしているので、すべての原稿に目を通すことはできていないのが実際です。 最

【ビジネス書出版社社長の四方山話】段取り

週末の3連休で、中国大連市にいる経営者仲間を訪れる予定でしたが、なんと、ビザの発給が間に合わず(1か月以上かかる!)、行けなくなってしまいました。 私も一緒に行く友人も旅慣れているということもあり、事前のチェックもほどほどに旅することが多かったので、今回はいい勉強になりました…… 旅だけでなく、仕事や人生においても慣れは大敵ですね。 経験を重ねスキルが磨かれていくと、場当たりでもレベルの高い対応ができるので、段取りを疎かにしがちになります。 段取り力を磨き直そうと思い

【ビジネス書出版社社長の四方山話】歴史の旅

経営者が好きな歴史の時代といえば、戦国時代と幕末。御多分に洩れず、私も大好きな時代ですが、最近は他の時代についても本や資料館で学んでいて、どの時代も特徴があって面白いと思うようになりました。 先日は奈良の明日香村を自転車で巡り、大化の改新のあった飛鳥宮跡や日本最古の仏像のある飛鳥寺、聖徳太子が生まれた橘寺、高松塚古墳などを訪れました。そして、さらに足を延ばし、吉野山で世界文化遺産の金峯山寺や吉水神社を参拝しました。 ちょうど『聖徳太子』と『太平記』を読んでいたので、当時を

【ビジネス書出版社社長の四方山話】道具を使いこなすスキル

相馬野馬追(そうまのうまおい)を観に福島県南相馬市に行ってきました。 無数の騎馬が街を闊歩し、甲冑競馬や神旗争奪戦が繰り広げられる大迫力の馬祭りです。 戦国時代が好きな人は、一生に一度は訪れることをお勧めします。 さて、歴史上数千年の間、馬は移動や輸送、戦などで人間をサポートしてきましたが、100年前からその役目は自動車に置き換わり、そしてそこから人類は劇的に進歩しました。 この30年での進歩といえば、コンピューター、インターネット、スマートフォンによるものが大きく、そし

【ビジネス書出版社社長の四方山話】水

夏に学校の前を通ると、学生時代のサッカー部の練習を思い出し、よく炎天下にグランドを走り回っていたなぁと感慨に耽ります。 私は最後のスポ根世代なので、練習中に水を飲んではダメ、というのが当たり前でしたが、こんな暑い中で水を飲まないで1時間も運動をしてたら死んじゃいますよね。 このことは、スポーツが根性論から科学的になったということもありますが、地球が熱くなったということもあるでしょうね。 大人になってからは、水がうまいと思うことよりも酒がうまいと思う機会の方が1000倍多

【ビジネス書出版社社長の四方山話】集中力と運動

棋士やゴルファーなど、経験がものを言うような世界でも、ベテランが若手に負ける場面が多く見られます。 これには、集中力が一因としてあるようで、体力が衰えることでの集中力の低下によるミスが勝負所で出てしまうからです。 加齢ではなくても、長期にわたる運動不足は心筋と骨格筋の衰えを招き、体力の低下に繋がります。そして、代謝が悪くなり、酸素や血液などの脳への栄養状態も悪化し、集中力が低下してしまいます。 そんなこともあり、私はどんなに忙しくても運動を欠かさないようにしています。

【ビジネス書出版社社長の四方山話】習い事

習い事は仕事の気分転換になるのですが、厳しい先生につくとストレスになるという人もいたり、頭にきて辞めてしまう人もいます。 私はそもそも予習復習をしない不肖の弟子なので、何事も先生からの厳しい指導が多いのですが、仕事ではベテランの域に入り、経営者という立場になると、厳しく指導してくれる人も少なくなったので、そういう意味では習い事はありがたいですね。 「一芸は道に通ずる」というつもりで始めたことですが、「初心忘るべからず」という意味で役立っています。 ▼クロスメディアン公式