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11月8日の相場振り返り

いつも貴方を応援する、パピーぬです。

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本日も、大変お疲れ様です。

さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

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■昨日のポイント

 1.日経平均は続落、朝高後に値を消す動きで安値引けに
 2.前週末の欧米株高も買い優勢の地合い続かず、上値に重さ
 3.好決算発表でも市場コンセンサスに届かず売られる銘柄も
 4.海運や空運株が買われる一方、鉄鋼株が売られ跛行色強い
 5.ゼネコン株が決算悪嫌気され売られたことも地合い悪助長

■東京市場概況

東京市場は、売りに押される展開で日経平均株価は続落。前週末の米株高を受け朝方は高く始るが、買いが続かず。

前週末の米国市場ではNYダウは前日比203ドル高と反発し、2日ぶりに過去最高値を更新した。米10月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことから、景気敏感株を中心に買いが優勢となった。

前週末の欧米株高を引き継ぎ買い優勢で始まるが、その後日経平均はリスク回避ムードのなか急速に値を消す展開で、マイナス圏に。3万円大台に近づくと戻り待ち売り圧力が意識され、買いが続かなかった。

企業の決算発表は、通期予想の上方修正を含め好調なものが多いものの、市場コンセンサスに届かない銘柄については下値を売り込まれるなどの動きも頻繁にみられる。きょうはグローバル景気に敏感な業種でも明暗が分かれ、海運や空運株が大きく買われる一方、鉄鋼株に売りがかさむなど跛行色の強い地合いだった。大手ゼネコン株などが決算発表を受け売られたことも市場のセンチメントを悪化させた。中国不動産大手の恒大集団の経営不安問題なども引き続き上値の重石となっている。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄

日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株に買いが優勢だったほか、東京エレクトロン<8035>も上値追いを続けた。マネックスグループ<8698>はストップ高に買われる人気となり、日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>も上昇した。日立製作所<6501>、オリンパス<7733>も堅調。メイコー<6787>、日本CMK<6958>、山一電機<6941>が急騰、ホシデン<6804>も物色人気。

●売られた銘柄

レーザーテック<6920>が売りに押され、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない動き。任天堂<7974>が下落し、ファーストリテイリング<9983>も下値を探った。三菱商事<8058>が安く、塩野義製薬<4507>も値を下げた。アウトソーシング<2427>、ミクシィ<2121>が急落、大林組<1802>の下げも目立つ。クボタ<6326>が売られ、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>も株価水準を大きく切り下げた。

■日経平均寄与度ランキング

◯プラス寄与度上位5銘柄:

東エレク <8035> 、オリンパス <7733> 、ダイキン <6367> 、リクルート <6098> 、伊藤忠 <8001> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約71円。

●マイナス寄与度上位5銘柄:

ファストリ <9983> 、中外薬 <4519> 、塩野義 <4507> 、エムスリー <2413> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約111円。

業種別株価指数変化率

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 東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)海運業、(3)鉱業、(4)石油石炭製品、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)水産・農林業、(3)建設業、(4)その他製品、(5)医薬品。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)メイコー <6787> 、(2)マネックスG <8698> 、(3)日本CMK <6958> 、(4)プレミアG <7199> 、(5)山一電機 <6941> 、(6)プレス工 <7246> 、(7)ブラス <2424> 、(8)スペースVH <1448> 、(9)ホシデン <6804> 、(10)オープンドア <3926> 。
 値下がり率上位10傑は(1)アウトソシン <2427> 、(2)ミクシィ <2121> 、(3)ボルテージ <3639> 、(4)JMS <7702> 、(5)JBR <2453> 、(6)JFE <5411> 、(7)ARM <8769> 、(8)大林組 <1802> 、(9)タムラ <6768> 、(10)グロブライド <7990> 。(Kabutan市況ニュースより抜粋)

WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

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現在のWTI原油価格は、+1.00(+1.23%)の82.27と上昇。

昨日の、航空2銘柄、石油関連銘柄共に上昇となりました。本日は、航空銘柄に利益確定売りが発生するのか様子を見て行きたいところです。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

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現在のバルチック海運指数は、-54(-1.95%)の2,715と続落。

引き続き下落していますが、段々と下げ止まりを見せています。打って変わって昨日の海運3銘柄は、さすがに好決算に対し割安でありますので、大きく買われる展開に。しかし、急激な下げで上値が重い状況になってしまいましたので、このまま素直に上昇していくという風にはならないかと思われます。

SOX指数と半導体銘柄比較

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現在のSOX指数は、+46.78(+1.25%)の3,803.33と引き続き上昇。

東京市場半導体銘柄は、東京エレクトロンが引き続き最高値更新となり非常に強い流れとなっております。アドバンテストは小幅上昇。レーザーテックは利確売りに押される展開となりました。引き続き、SOX指数は上昇しておりますので、半導体銘柄には追い風になるかと思います。

3指数日足一目均衡表


日経平均

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陰の丸坊主で引け。3日連続陰線で雲の上限に支えられる形です。MACDは若干上向きで、RSIは下向きになり50%ラインに近づいてきています。売り方が一方的に推した日でしたので、明日以降雲の上限に沿うように下げていくのか確認します。

TOPIX

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こちらも、日経同様陰の丸坊主で引け。こちらも雲の上限に支えられたような形に見えます。明日以降雲の上限が下がって行きますので、注意が必要です。引き続き、11月18日に雲のねじれが発生しています。今のところ下げそうに見えますが、こちらも注意が必要です。

マザーズ

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大陰線で引け。一気に雲の中に飲み込まれて行きました。明日は、また雲の中を上に抜けることができるかというところです。下落場合は基準線がレジスタンスとなる可能性があるので1104ポイントまで。上昇の場合は、1136ポイント付近で押される可能性を考え取引して行きます。

米国市場3指数最新

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■米市場概況のポイント

1.米下院が、大規模なインフラ包括法案を賛成228で可決。

2.インフレや景気の先行き懸念も根強い中で、高値警戒感も。

3.今週はインフレ指標が発表予定で強い内容が予想されている。

NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラス圏での推移が続いている。序盤は買いが先行して始まった。週末に米下院が大規模なインフラ包括法案を賛成228、反対206の賛成多数で可決した。上院は8月に可決済み。道路や橋、公共交通などの整備に5500億ドルを投じる内容で、下院採決では共和党議員13人が賛成する一方、民主党からは6人の造反があった。バイデン大統領の署名を経て成立の見込み。

 これを受けてキャタピラー<CAT>のほか、鉄鋼や素材といったインフラ関連や電気自動車(EV)関連などが上昇し、ダウ平均も200ドル超上昇して始まった。

 しかし、その後は買いが続かず、先週末付近に伸び悩む場面もみられた。決算や先週のFOMC、米雇用統計など重要イベントを通過し、株式市場は堅調な動きを維持したことから上値への期待は根強い。ただ、インフレや景気の先行き懸念も根強い中で、高値警戒感も出てきているようだ。

 今週はインフレ指標が発表予定で強い内容が予想されている。FRBは先週のFOMCで資産購入ペース縮小の開始はアナウンスしたものの、慎重姿勢も滲ませていた。そのような中、インフレ指標に対して株式市場がどう反応するか注目される。

 個別にテスラ<TSLA>が続落。週末に同社のマスクCEOがツイッター上でフォロワーに対して、自身の持ち株のうち10%を売却することについて賛否を問う投票を提案した。投票の結果、過半数の57.9%が売却を支持したことが材料視されている。

 また、AMD<AMD>の買いが加速しており、最高値を更新している。バーチャルイベントを開催しており、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)<FB>がサーバープロセッサのユーザーになることが明らかなった。ライバルであるインテル<INTC>の高収益市場での地位をさらに侵食している。メタはデータセンターのコンピューターでAMDのEpycプロセッサーを使用。

■個別銘柄状況

ダウ:キャタピラー<CAT>のほか、ビザ<V>、アメックス<AXP>、ユナイテッド・ヘルス<UNH>、インテル<INTC>が上昇。一方、ナイキ<NKE>が下落しているほか、アムジェン<AMGN>、コカ・コーラ<KO>、マクドナルド<MCD>が軟調。

ナスダック:AMD<AMD>のほか、エヌビディア<NVDA>も上昇。一方、テスラ<TSLA>、アマゾン<AMZN>、アップル<AAPL>が下落。アルファベット<GOOG>は時価総額が2兆ドルを超え再高値を更新。

◯ボルタ<VLTA>やEVゴー<EVGO>など電気自動車(EV)用の充電ステーションを手掛ける銘柄の上げが目立っている。金曜日の夜に下院で可決したインフラ法案にEVの充電ネットワークを構築するために75億ドル、低排出またはゼロエミッションのバスとフェリーのために75億ドルの予算が充てられていることが材料視されている。

◯コーヒー用粉末クリームや缶入りスープなど加工食品を手掛けるツリーハウス・フーズ<THS>が上昇。同社は物言う株主として知られるジャナ・パートナーズから身売りや事業売却を含めた戦略的代替策を模索するよう要請されている。同社は取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表していたが、声明で「高成長のスナックおよび飲料事業に経営資源を集中させるため、ミール・レップ部門の売却を検討している」と発表した。

◯化粧品のコティ<COTY>が大幅高。取引開始前に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。

◯フォードが25億ドルのグリーンボンドの起債を予定しており、グリーンボンド発行の米企業としては過去最大規模となる。グリーンボンドは環境プロジェクトに要する資金の調達を目的とした債券。事前の協議では10年物で3.625%程度の利回りが想定されていたが、3.250%まで低下する可能性もあるという。調達した資金は包括的なグリーン輸送プロジェクトと電気自動車の開発製造にのみに使用される。

ADR値上がりランキング

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ADR値上がりランキングは、ソフトバンクグループ(9984)が1位となっている。

ソフトバンクグループ(SBG)が8日発表した2021年7~9月期連結決算(国際会計基準)は、最終利益が3979億円の赤字(前年同期は6274億円の黒字)だった。主な投資先の中国で、政府がIT企業に対する規制を強化したことで、現地企業の価値が下落した。低迷する株価を踏まえ、最大1兆円の自社株買いを実施することも併せて発表した。

自社株買いに反応し、PTSも大きく上昇しています。

日経平均CFDの今は!?

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現在の日経平均CFDは、+153円。予想レンジ29500〜29,800円。引き続き米市場3指数は最高値更新と強い状況ですが、東京市場は弱い状況になっています。それは、外国人投資家が日本市場に魅力を感じていない証拠でもあります。岸田政権の経済対策について、次の一手はなんなのか、様子見をしている可能性がありますので、その動向に注目しています。

それでは、本日も頑張って行きましょう!



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