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#49 私の好きな夏/くろさわかな

【往復書簡 #49 のやりとり】
月曜日:及川恵子〈ようこそ我が家の食卓へ〉
水曜日:泖〈冬生まれのピーカンキャラは〉
金曜日:くろさわかな〈やっぱ「海」でしょう〉

やっぱ「海」でしょう

ここ5~6年くらい、6月になると「今年の夏こそは網地島にいくそ!」と言って気合をいれて、結局行けない…ということを繰り返しています。

東北のハワイ(個人的には東北のハワイといえばハワイアンズ)とか沖縄とか言われる網地島。行くなら田代島にも行きたいですよねえ。そして猫と漫画を堪能するのです……。(ロッジがかわいい!

「海」って、「空」とか「虹」と同様、きれいなもの・好かれるもの・何かしらのタイトルやキーワードになるものの代表格なので、好きだっていうのが恥ずかしいというか、あえて言うほどでもないみたいな気持ちがあります。さらに「夏」っていうキーワードに「海」って言っちゃうのも、浅はかすぎないか、もう少し考えないとだめじゃないかっていう謎のプライドも……。

だけど今回は言います。やっぱ「海」でしょう。

夏の海は、他の季節では味わえない、ダントツのよさがありますね。
波にはしゃぐ子どもたち、ビールをあおって盛り上がる若者たち、お互いの水着姿に照れている初々しいカップル、ぐったりしてパラソルの下で寝ている運転お疲れ様なお父さん、ツバが大きい帽子にサングラスにラッシュガードで手の甲までガッチリカバーの最強装備で太陽と戦っているマダム……。
いろいろな人がただただ「海」という場所を満喫していて、他の人のことをいい意味で無視してくれる。騒いでいても、突然着替えだしても、「まあそういう場所だしね」って。

この、海の開放的な感じを今ものすごく求めています。
きっと、自粛とかマスクとか消毒とか、日常の細かいルールに縛られることに疲れているんだと思います。
もういい加減いやだよーーーーー! 助けて海ーーーーー!!!

というわけで、今年はパラソルかテントを買って、海を眺めながら本を読んだりアイスを食べたり(本当はビール飲みたい)、もっと海を満喫しておかないといけません。似合わないからと避けていたけど、でっかいツバの帽子やサングラスも買わなくっちゃ。あのマダムのように。


無限にネコつくるやつもやりたい!!


くろさわかな


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