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Ibanez AZ224Fにワイヤレストランスミッターが挿さった日

Ibanez AZ224Fはとても良くできたギターだが、ジャックが奥まったところにあるため手持ちのワイヤレストランスミッターを取り付けられないのが難点だった。

数ヶ月前に、苦肉の策でL字コネクターを挟むことでなんとかトランスミッターを取り付けられるようになったのだが、コネクターを取り付ける一手間がやはりなんとなく面倒で、段々と使用頻度が下がってきてしまった。

あまりに使用頻度が減ってきてしまったので手放そうかと考える中で、ふとジャック部分を改造してしまえば良いのではないかと思い付いた。ボディの木部を削ったりといった不可逆な改造は避けたかったので、ジャック取り付け位置を嵩上げする方向で考えることにした。

キャビティを開けてジャックの構造を調べてみたところ、ダイレクトジャックが使われていた。ジャックには十分な長さがあったので、なんらかの形でスペーサーのようなものを入れて取り付け位置を数ミリずらせばトランスミッターを挿すのに十分な高さを得られそうだ。

ちょうど良いサイズのスペーサーは簡単に見つかりそうもないので3Dプリンターでスペーサーを作ろうかと思ったが、その前にもう少し手軽な方法で検証をしてみたいと思い、セリアに売っていた適当な厚みがあり固そうなテープを巻いて簡易的なスペーサーを作ってみることにした。

テープを適当な長さに切り、幅を3mm程度にカットする。粘着力がある素材だったため、ハサミの歯に張り付いてしまい綺麗にカットできなかったが、どちらにせよ巻く際に引き伸ばされてしまうのである程度揃っていれば大丈夫だろう。

ジャックに巻いてみた様子。うまくいかなかった時に取れなかったら困るので粘着力が弱いテープを選んだが、それでも色々なところに貼りついてしまい、きれいに巻くのに苦労した。

ジャックをボディに固定し直す。スペーサーの高さは3mm程度だったが、取り付けは結構ギリギリになった。

期待通り、RELAY G10のトランスミッターを挿すことができるようになった。快適そのものだ。これでAZ224Fを手放す理由は無くなった。

テープで作ったスペーサーの耐久性は不明だが、今のところ外れやすかったり、ジャックがガタつくといったこともなく意外としっかりしておりしばらくはこのまま使えそうだ。もし使っていて問題が出てきたら次は3Dプリンターでしっかりしたスペーサーを作ってみようと思う。


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