見出し画像

ようやくみつけたIbanez AZにワイヤレスのトランスミッターを取り付けられるコネクター

2021年に一番長い時間弾いていたギターはIbanez AZ224Fだった。ボディは軽くネックは適度な太さ、ステンレスフレットはチョーキングやビブラートがスムーズで、サウンドバリエーションも多い。GOTOH製のペグとブリッジも文句のつけようがない。ちょっと大袈裟かもしれないが、Ibanez AZシリーズはSuhrなどの海外のハイエンドと勝負していける(そしてコストパフォーマンスが良い)本当に良いギターだと思う。

そんなIbanez AZ224Fだが、ジャックの位置・形状が独特でワイヤレストランスミッターを挿すことができないというのが非常に痛いポイントだった。長い間、なんとかワイヤレストランスミッターを挿す方法がないか方法を探していたのだが、先日ついに一つの解決策を見つけることができた。

Amazonで500円弱で販売しているL型のフォン変換プラグ。実は今までにも他のL型変換プラグを試していたのだが、AZの本体側のジャックがかなり奥深いところにあるため、ある程度端子側が細長くないと挿すことができないという問題があった。今回試したこの変換プラグは端子から直角に折れ曲がる部分までの長さが比較的長く、また細い樹脂製のためギリギリAZ本体に干渉することなくジャックに挿すことができた。

不安定な角度にトランスミッターをぶら下げる形にはなるが、一応これでワイヤレストランスミッターを使うことができた。初めてAZをワイヤレスで使うことができたが、より快適になって素晴らしい。

ただし、問題もいくつかある。

そこそこ重量のあるワイヤレストランスミッターを不安定な位置・角度にぶら下げることになるので、雑に扱うと抜け落ちてしまう。Relay G10Tのようにトランスミッター側に着脱検知の機能が付いていたとしても、変換プラグを介すと本体からの着脱は検知できないため、抜け落ちる時にアンプに大きなパルスが送られてしまうリスクがある。

そしてもう一つの問題が強度だ。金属ではなく樹脂製なので変形しやすく、注意して扱わないと内部で断線・接触不良を起こしてしまう。二週間ほど使ってみたところ、抜き差しの時の力の加え方の問題かトランスミッターの重量の問題か、少しずつ節の部分が柔らかくなってしまい最終的に角度によって接触不良が起きるようになってしまった。

もう少し強度が高ければ嬉しいのだが、それにしてもIbanez AZをワイヤレスで使うことができたのは自分にとって大きな一歩だった。問題はあるが、やはり快適であることには変わりない。500円なので壊れる前に定期的に買い替えつつ、次の選択肢を探していきたい。

2022.10.22追記
ジャックを少し改造したところ挿せるようになった


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?