[メンテナンス]Greco SE600N Super Sounds 1976のレストア4
の続き
ネックのメンテナンスを行う。
フレットに関してはクラウニングが必要そうな状況だったが、汚れ錆がひどいので一旦先に磨いてクリーニングしておくことにした。指板保護のためのマスキングをする。
いつも通りFernandesの946を使ってフレットを研磨する。今回は電動ドライバーにフェルトホイールを使って磨いたが、やはり手作業よりも早くて疲れにくい。
マスキングテープを剥がして指板を磨く。Lizard Spitのスクラッチリムーバーを使用。かなり簡単に汚れが落ちる。
ネック、ヘッド部分も同様に磨く。
フレットの頂点が平らになってしまっているので、頂点を丸くしていく。フレットの高さが十分ではないので、慎重に最低限弾いていてスライドしても指が痛くならない程度まで丸めることを目標とする。もう一度マスキングをした上で、現在の頂点に油性マーカーで印をつける。このマーカーの線が消えないように、そして指板に傷をつけないように注意しながらクラウンファイルを使ってフレットを削っていく。
ある程度削ったら、紙やすり・スポンジやすりで細かい部分を整える。最後にもう一回コンパウンドで磨いて完成。これを一フレットずつ繰り返していく。
次はハードウェアのメンテナンス
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