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心残り 水に流して 御祓(みそぎ)かな


昨年秋から春にかけ、精神分析的セラピーを受けました。様々な発見や癒しがありましたが、ここ数年で最も気力が落ちていた時期でもありました。


「私がやらなければ…!」と思い込んでいたことを全てやめたら「最低限の家事をするのがやっと。ほかはダラダラするしかない」という状態に甘んじた私。

これはこれで、なかなかキツいのです。健全な気力が湧いて来ないのですから。

周りの現象を自分のこととして捉えることは必須です。

また自己否定をしている部分を炙り出し受け入れて成長させることはとても大事なポイントです。

自己否定は感じない工夫がなされていることが多いので、取り扱いが難しいのが現状ですが、取り組まなければならない課題の一つです。

セラピストのメッセージ


「マダムは自己否定にエネルギーの40%を使ってる」
よ、よんじゅう…そんなに。そりゃ無気力にもなるわ。

「基礎代謝に8%」
え?少な!

セラピストは時々バッサリと凄いことを言います。どうしてそんなことが分かるかは今は置いておきましょう。数字は大体の目安だと思いますが、実感に近いです。

これは、なんとかせねば…。始めに自分が過去に失敗したと思っていることを出していきます。

まず思いつくのは子育てのこと。過ぎたこととはいえ、今だに悔やんでいることが多々あります。

この手の記憶力の良さは、子育てに有利に働く女性の脳に組み込まれた特性でしょうし、機能上どうしてもクヨクヨしてしまいがちなのかもしれません。

幼稚園や学校選びを間違えた
長男のいじめ問題で本質が見えなかった
引っ越し、転校させたのが裏目に
次男は不登校へ…など

いつものことですが、夫は私の決断に一切口出ししなかったので、全て私の責任という気がして(夫は当時も私の決断を黙ってのむことで脳内物質を出していたのでしょう❣)。

そこまで話したら、私は人目も憚らず大泣きしました。泣いてスッキリしたら、思い込みをポジティブに変換します。

「その当時の私ができた最上の決断で、失敗も成功もない。悔やんでも仕方がないし、その経験が知恵になったのだ」

過去の失敗、と自分が見なしているものは、この要領で肯定していけばいい。

子育てに関しては、私が子どもたちへの興味よりも、目の前の問題をなんとかしたいと躍起になったのがいけませんでした。親として何かせねばと、表面的で場当たり的な考え。でも、このやり方しか知らなかったのだから仕方ありません。

これで思いつく程度の後悔はなくなり、いくらか気楽になりましたが。

まだまだ深いところにあって、すぐには気づけなかった自己否定が現れるのは、しばらく後のことです。


2月、高速で大月を過ぎた辺りか
この道を何度も往復した

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