2020.8/29の日記「『来る』の感想」

 今日は映画『来る』を見る以外特筆すべきことをしていないので、感想を書いて日記とします。

 『来る』おもしろかった~~~!!!!!!!!すげ~~~おもしろかった!!!!!めっちゃおもしろかった!!!!すげ~~~!!!!すげ~~~~~だった!!!!好きだああいうの

 わたしの家族の話聞くの嫌いな根幹、全部詰まってて超面白かった!!!!!!!!!!!!!!

 虫はキモかった……

 最初に提示された「スーパーすごい霊能者に頼って除霊を行う」というところがぶち壊されたあたりで、ひえ~~~と思った。伏線として最後、本当に祓うときにも同じような台詞が出て、一瞬混乱した。いま冷静に考えたら素直に留守電の声が本当で、携帯の声は偽なんだな。そうか。そうだよな。

 前半の幸せ生活みたいなところ、全部最悪~~~!!! と思ったし、ものすごく腹が立った。田舎の親戚も、キスシーンでbutterflyが流れるのも、「くそつまんね~~~~~~!!!!!!!!! 最悪!!!!!!!!!!!!!」と言ってるみたいという感想を見ていたので、それが本当に再現されたからめちゃめちゃウケちゃった。

 表面上でも虚構でも毎日ブログを更新する父親すげ~と思ったけど、だんだんはがれてきて、ものすごい怒りを覚えた。わたし、こういうの苦手なんだな~~~~と改めて感じた。いつもは鬼女板で十分と思ってしまうけど、映画としてこの「殺して~~~~~!!!」と思うこの瞬間を生み出そうとしているのを感じた。これはわたしの話だが、このポイントで他より怒りを生みやすいらしい。こういう怒りがあると死んでも「まあ……」と思えるらしいな。死に妥当性が生まれてはいけないけど、物語の中ではそういうこともある。

 女ってこえ~~~というのはありきたりな感想だけど、母とか妻とかじゃなくて、人間としての部分が見え隠れし始めたとき、じんわり嫌だった。女の憎しみが本体なんだ~~~!! と思ったけれど、結局は取り殺されてしまうし、娘の方が触媒になってたのか? 本体は神様みたいなものだから、子供が本体ではないんだけど。なんかたぶんここらへんで原作との違いがあるんだと思う。

 数多の感想で言われている通り柴田理恵がめちゃかっこよかったし、絶対前半で死んだと思ったのに死んでなくてウケた。最高にかっこいい再登場じゃないか。

 他の感想でも言われているようなラストのぐだりみたいなのは全然きにならなかった。子供を結局野崎が育てることになるんだろうな、とは思っていた。むしろ、育てる感じで終わってくれ~とそういう話が好きなわたしは思っていたのだけど、だんだん「子供が愛されたくて云々」という方向になってきて「え、それに気付いているんならお前が育てなきゃ嘘だろ。むしろここから納得のいく方向に持っていけるのか?」ぐらいに思っていたので、最終的にああなってよかったです。
 予想を超えないことに落胆を覚えたのではなく、予想を裏切らないという感じでよかった。昔見た舞台で「頼む~~~!!! こうならないでくれ~~~!!!」と願った経験があって(その舞台では裏切られた)、見ているこちら側に「こうなってくれ~~~!!!」と願わせる作品は結果がどうであれ最高なんだと思う。

 あ~、ファミリー向け物件で子供が多いから、さらに境界があいまいになるのか~と思いました。

「なんていうか、独特だから。使えるものは全部使う」(うろ覚え)
 と言われていた通り、本当に何でも使っててウケた。韓国語ののぼりが見えてびっくりした。そうかあれはチマチョゴリか……元気JKも巫女だし、異種格闘技戦だった。

 そして松たか子が本当にかっこいい!!! かっけ~よ本当に! かっけ~~~!!!

 そしてスーパー強い霊能者をばったばったとなぎ倒していく「ぼぎわん」は一体何者だったんですかね。原作はシリーズものらしいので、映画も続編が見たいです。

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