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恐竜のダイノという作品を知っているか?いや、よそうこんな話は。

恐竜のダイノ(Dino the dinosaur)という作品をご存知であろうか?

おそらくAmazon Prime Videoで動画を観ており、かつ、小さなお子様を抱えているご家庭であれば、このアニメに接触する機会があるかと思う。

私はこの作品の妙な魅力に取り込まれてしまった。
しかしネットにはこいつに関する殆ど情報がない。
私が「フフーン」としか発することができなくなる前に、こいつに関する情報を記そう。

まずはこいつがどういう内容なのかを知ってもらおう。


概要

幕開けはナレーションの「こんにちは、ダイノ」から始まる。
次にダイノが何らかの遊びを通して、数・色・形などを学ぶ。
一通りやりたい放題したら、ナレーションの「また今度ね~」で突然終わる構成だ。
時折シーズンネタも取り入れることがある。

特徴として
・ナレーションが棒読み
・ナレーションの強引な状況説明でゴリ押すシーンがある
・ナレーションが歌う(恐らくあなたがこれまで聴いてきた中でもトップクラスに下手だ)
・無機質でカオスな世界(幼児向け作品あるある)
という5分程度で終わるものだ。
幼児向け番組であることが容易にわかる。
ウチの息子(2歳半)も瞬く間に懐柔された。

この時点でお気づきかと思うが、早い話ナレーションの癖が相当強い。
しかし、聞き慣れるとなぜかこの作品にはこのナレーションじゃないとダメな気がしてくる。
不思議な感覚だが、これに陥ったとしたなら、あなたはもう"感染"している。
この記事を読み終わったら、恐竜のダイノを検索し、動画を試聴した後Twitterなどで「フフーン」など呟くだろう。

ダイノの特徴
・オレンジ色のトリケラトプス
・「フフーン」「ハ?」「ハハハッ」「フゥン⤵」程度の鳴き声しか出さない
・車両・重機を操作できる
・腹が立つ挙動と声

ちなみに音量はナレーション>ダイノであるため、ダイノが何か発するといちいち耳引っかかって癪に障ることもご留意いただきたい。


私がこの作品と出会ったのは、今年に入ってからだ。
第1話の冒頭を紹介しよう。

シーズン1 エピソード1より
ナレーション「ダイノこんにちは。今日は壁を崩してその図形を覚えよう

!?!?

私が第一声から理解できないでいると、突如鉄球クレーン車が登場し、ダイノが押したボタンと同じ形のブロックを破壊していく。
ブロックを破壊する度にダイノが「フフーン」と嬉しそうな動きをする。腹立つ。

どう見てもダイヤモンドの形なのだが、台本の翻訳なのか「ひし形」として扱われるオブジェクトもある。
※しかし、別の話では「ダイヤモンド型」という新しい概念に落とし込まれた。何だよダイヤモンド型って。

図形を全て破壊すると、「壊した図形をおさらいしよう」というダイジェストからの「またね~」で突如終わる。見習いたいくらいの切り上げの早さだ。

口が開いたまま1話が終わった。
何なのだこれは。どうしろというのだ。

このアニメを制作したのは誰だァ!?

Amazonで詳細を確認すると、Amuse Animationという会社があった。
この狂気度の高い作品を世に放った人達に興味が湧き、インターネッツで調べてみることにした。

日本語で"恐竜のダイノ"で検索してみると、Amazonが上位に挙がり、Twitterで言及している方が次に来るが、これが何なのか核心に迫る情報が見つからない。

日本での認識率はかなり低いと見受けられる。
(Prime Videoで見ていても、わざわざ調べる親御さんもそういないと考える。それ故に私がまとめているのだから。)

どうやらAmuse Animationとはデジタルコンテンツ製作組織らしい。
他にもこんな記事もあるのだが、業界を牽引するような組織?(今度じっくり読みます)

色々調べていたが、笑ってしまったのは以下。

確かに、「ヒューマンのヒュー」「昆虫の昆」みたいな名前だもんな。
(別件だがDLifeのゴールディとベアという作品に登場する熊のベアという名前には非常に納得がいかない。
人間のゴールディと熊のベア、差がひどくない?)

ところがしかし、まともな情報が全っ然出てこない。
展開できる情報がそもそも少ない。

ダイノがどんなやつなのか、あえてキャプチャは貼っていない。
ピンク色のトリケラトプス、ダイナも出てきたり、ナレーションがダイノのことをディノと呼んだりするが、詳細は取り上げはしない。
己の眼でその狂気を確認してみてほしい。

次回以降は、Amuse Animationの別の作品やアプリなども紹介……した…思………

フフーン

生ハムとグミが買えると嬉しいです。嘘ですアセットに使います。