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恐ろしい夢

時々恐ろしい夢を見ることがあって、
今までもそれを投稿してきたが、
僕の見る恐ろしい夢には、
ある種のパターンがある。

それは、マトリョーシカのように、
意識の深層をひとつずつはがしていくと、
必ずそこに、犯罪のような、
恐ろしい事件があって、
僕はその事件にかかわっていたり、
首謀者だったりする、というものだ。

昨夜はふと思いたって、
コンビニにワインを買いに行って飲んでみた。
普段の僕は基本的にお酒を飲まないし、
飲むとしても、アルコール度数の低い、
甘いお酒しか飲めないのだが、
忘れてしまいたいことや、
どうしようもない寂しさに包まれた時には、
自分からお酒を飲んで眠ろうとすることがある。
昨日はそういう夜で、
甘くてアルコール度数の低いワインを、
500mlくらい一気に飲んで、
数分以内には眠ってしまった。
そして見た夢というのが・・・

僕は、どこか日本でない国に住んでいる。
仕事などでそこに住むことになったのか、
元々そこに生まれ育ったのかはわからない。
その国はあまり治安が良くなくて、
特に役人などはワイロで簡単に買収できる。
僕は何か不正蓄財のようなことをしているのだが、
もちろん税務署の職員などは買収済みである。

そこに、何か他の部署の役人が査察に訪れた。
僕の不正はあっさりバレそうになってしまい、
僕はその男を殺してしまう。
しかも、同行していた男まで殺してしまった。
僕の住んでいる家には広い庭のような土地があり、
そこをブルトーザーで掘り返している。
元々何かの工事をしていたのか、
死体を隠すためにやっているのかはわからない。

とにかく僕は二人の死体をそこに埋めようとしているのだが、
もし捜査されるようなことになったら、
この場所は真っ先に疑われて、掘り起こされ、
あっさりと死体は発見されるだろうと思っている。
そうなれば、僕がこの国で築いてきた、
信用などもすべて失われるだろうと思っている。
それでも案外、ワイロなどで、
どうにかなるかもしれないとも思っているのだ。

今回のこの夢は、割とストーリーが明解で、
リアリティーのある夢なのだが、
もっとシュールな設定の、難解な夢を見ることもある。
ただ共通しているのは、楽しいストーリーではなく、
自分の心の奥底には、何か罪悪感のようなものや、
トラウマのようなものがあるのではないか、
と思わせるような、後味の悪い夢だということである。


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