見出し画像

オウムガイの生き残り方から学ぶこと

生きた化石 オウムガイ

皆さんはオウムガイという海の生物をご存知でしょうか?オウムガイは頭足類でイカとタコと同じ仲間です。頭足類の祖先が参加してオウムガイとアンモナイトに分かれたと言われています。

オウムガイとアンモナイト

オウムガイとアンモナイトは見た目が似ているようで、生息の仕方がまるで違います。アンモナイトは主に海の暖かい浅瀬に生息し、肉食系で魚や会を捕獲して食べていたそうです。一方、オウムガイは光の届かない深層域で、底生生物や生物の死骸を食べて生息しています。

アンモナイト絶滅の原因(そのうちの一説)

オウムガイはアンモナイトよりもはるか昔に誕生していましたが、新たな生物が進化・誕生するごとに生存競争を脅かされていきました。そこでオウムガイは天敵の比較的少ない深層域へ生息域を移して独自に進化を遂げたとされています。

そして、隕石が地球に墜落して氷河期を迎えた際、地球上の多くの生物が絶滅したとされています。浅瀬を活動拠点とする繁殖力の高いアンモナイトもその影響をもろに受けたとされています。隕石衝突後、地上では灰や粉塵が大気中を覆い、光が地上に届かなくなり氷河期になったとされています。その結果海水の表面もされ、浅瀬にいたアンモナイトは水温の変化に対応できず姿を消したとされております。

一方で深層域で生殖していたオウムガイは、元々地上からの光が届かない場所で水温の変化もほとんどなかったため氷河期を生き抜いたとされています。

生き残ったオウムガイ

絶滅の危機に晒されているオウムガイですが、生き残っていることは事実です。たとえ強くなくとも、活動する場を選べば生き残れることを証明しています。

オウムガイとアンモナイトの生き方は現代社会で活躍する人々と似ている気がします。バブル時代に活躍していた強者がバブル崩壊後に無一文になったという話を聞いたりします。たとえ強者ではなくとも、自分の活躍しやすい場さえ見つければ、なんとか生き残れるのではないかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?