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やっぱり甲子園&高校野球はいいね!

このクッソ暑い中、夏の甲子園大会が連日開催中である。

私が高校野球をしていた約30年前とは違って、変態的な暑さの日々。

とは言っても、30年前も暑いのは暑かったよ。

学校の教室にクーラーどころか扇風機もない。

部活動中は『水を飲むな!』の時代だ。

喉がカラカラで何度も倒れそうに…

そんな状態でいいパフォーマンスが発揮できる可能性が高いとは思えなかった。

アンダーシャツなども今のような冷感素材じゃない。

スパイクも真っ黒で灼熱の太陽の光を吸収しまくり。

暑さに耐える部活動みたいな環境でやっていたよな。

いわゆる根性論で野球をしてきた世代。

ピッチャーも先発完投の連投が普通に行われてたからね。

当時、同い年で沖縄水産高校に大野倫という投手がいた。

夏の甲子園で準優勝したときのエースだ。

高校野球ファンならご存じの人も多いでしょう。

このときから、投手の連投に対する考え方が変わり始め、そして現在は暑さに対しても数々の対策が取られるようになった。

もちろん、その間にパワハラ的な指導もなくなり、野球を楽しむことに重点を置く高校も増えた。

そして時代の流れとともに、高校球児の体格も変化を遂げてきた。

アラフィフの私から言わせれば、最近の選手はとにかくデカくて筋骨隆々だ。(昔は、もやしみたいな選手も多かった)

投手の球速も格段にアップし、打者の長打力も凄まじくなった。

これらは、筋トレメニューや食生活の変化による影響もあるだろう。

それ以外にも、映像で野球技術を学ぶことができるようになったことは、大きい。

自分のフォームがどうなっているのかを映像で確認することで修正しやすくなった。

たとえ監督やコーチに恵まれなくても、技術的なことを自分に合った理論をインターネット等から取り入れることも可能になった。

さまざまな進化を遂げてきた高校野球。

そして、今この高校野球の舞台である甲子園球場が暑すぎて危険だということで議論されるようになっている。

甲子園自体は、ラッキーゾーンが撤去されたり、電光掲示板や照明塔の進化、スタンドの改修などが行われ、歴史ある球場として今年100周年を迎えた。

グラウンドは黒土と天然芝のオールドスタイルだ。

そして、青空のもとで野球を行う伝統ある球場である。

しかし昨今、暑さ対策や雨天延期のことなどを考慮し、『甲子園球場のドーム化』を求める声も出てきている。

これについては賛否両論ある。

ただひとつ、私が言いたいのは『高校球児たちが甲子園をドーム化してほしいと思っているのか?』ということ。

まれに、大阪にある『京セラドームで開催すればいい』という人もいる。

もしそうなれば、多くの高校球児の夢を奪ってしまうことになるかもしれない。

別に甲子園じゃなくても…と思う人は、甲子園で生で高校野球を観戦してみてほしい。

きっと、高校球児たちが甲子園を『聖地』と言う理由が分かるはずだから。

今年の選手宣誓。『聖地』という言葉が何度も…泣けてきた。


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