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ごりまる母さんメラピークへ①(全10話)

コロナも落ち着き、いよいよ海外渡航解禁に

2022年10月。
いよいよ始まる登山に向けて、気持ちも昂ってきました。
今回、一緒に行くことになるメンバーとは1年前から連絡を取り合い、お互いに都合がつく週末などは揃ってトレーニングをしていたことで出発前にはチームとしての精神的なつながりができていたことは私にとってものすごく心強いことでした。
メンバーはイングランドからロブ・ジョン・アンディ・ケンの4名とウェールズから私の合計5名となります。

雪の日も晴れの日も
Breconにてトレーニング

皆で下山後のホットチョコレート(左から)John , Andy , Rob , 私
チームメンバーそれぞれの名前入り
お揃いの毛糸帽子を作ってくれたJohnと

荷作りとはしんどいもの…

ルクラまでのフライトは荷物重量15kgという制限があり、超過重量分は追加料金を支払えばOKと旅行会社の人は言ってくれたのですが、その場合荷物だけ別便になるやもしれないということも聞いていたので、荷物は削れるだけ削り「バッグに詰める→体重計→何かを削る」を5回ほど繰り返してなんとか15kgに。荷作りが終わったあとは疲労困憊に...

「行かんといて…」
スーツケースの中からジーっとこちらを見つめるチビ

子供たちよ、あとはたのみましたよ!

私が初めてネパールに行った時に小学生だった3人の子供たちも、それぞれ中学生・高校生・専門学校生となりました。歳月の流れを感じます。
自分たちのお弁当作りやちょっとした料理はできるので、今回は事前に料理を作って冷凍保存も少しだけにしておきました。
ただ、2匹の猫の世話、掃除機かけ、トイレ掃除の特大当番表は作って冷蔵庫に貼り付けておきました。

兄弟猫のミオとチビ
しばらくのお別れです

ヒースロー空港からドーハ経由でカトマンズへ

飛行機内でゆっくり眠り、目的地に着いたらやる気マンマン気分爽快!
というそんな経験なぞ1度もありません。
少しでも寝ておこうと思えば思うほど焦りは募り、目的地に着いた頃には真っ赤に充血した目。そして、身体は睡眠不足でボロ雑巾のようになっているのが常です。
寝ることは早々にあきらめ、機内映画で『Everything Everywhere All at Once』のミシェル・ヨーにうっとり。同じ映画を2回観て、なんとか機内時間を過ごしました。

ドーハ上空
海面に綺麗なアートのような建物が

カトマンズ到着

「やっと帰って来れた…」
カトマンズ空港に無事到着し、言葉にするのは難しいのですが、心の底から嬉しく、懐かしく、ほっとしました。
今回は登山が始まる前に少しリラックスしたかったので、他のメンバーよりも1日早いフライトでした。
空港で待っていてくれたホテルの送迎バスで今回初めてお世話になるカトマンズゲストハウスへ。

翌朝のタメル
午前中は8年ぶりの再訪となるマッサージ店へ
午後はダイアモックスを買いにアサンへ
夜チーム皆、無事到着
夕食はタメルにあるレストランへ


ガイドさんとの対面の朝

変な興奮状態に陥り、ほとんど眠れず朝を迎えました。
今回の登山でお世話になるクライミングガイドのパサンシェルパ(高所登山ガイド・高所登山カメラマンとして活躍されている方です)とロビーで初対面。
彼の優しく落ち着いた話し方から、とても誠実な人柄が伝わってきました。

ルクラまでの飛行機がとんでない?!

降り続いた雨による土砂災害でルクラの飛行場では100人ほどのトレッカーや観光客が足止めになっているとのこと。
「飛行機が再運航されたとしても最低2-3日、順番待ちをするか。陸路で今からすぐに出発するか、どちらにしますか?」とパサン。
私たちは一同一致で「今から出発します!」
ということになり、急遽ジープを手配してもらいました。
各国からの多くの登山隊も私たちと同じように陸路で出発する隊が増え、ジープも争奪戦であったと後で伝え聞きました。

カトマンズゲストハウスの庭で装備の最終チェック
(写真手前は私の荷物)
これをまたバッグに詰め直すのが一苦労
このジープのおかげで出発できました

初日から、旅程の変更などに対応する事になりましたが、これからも次から次へといろんな事態がチームに発生していきます…

ここまで読んでくださりありがとうございました。

次回は今後行かれる方の参考になれば、と簡単な行程も綴っていこうと思います。