ロマンシングサガ2:加害者が実は良きビジネスパートナー


このゲームに海の主という大きいクジラに角がついている神獣がいる。RPGだと人間以外だとモンスターのように見えるが実は無害な生き物がいる。
余談だが、このサガシリーズはこういう魔王やラスボスに組せず、敵対している大型のモンスターがよく出てくる。
この海の主が、高い金をかけて建てた橋を壊したので一見加害者のように見えるのだが、実はよきビジネスパートナーになるのだった。
海の主の声が聞こえるという貝殻を買ってから海の主に会うと、むこうから橋を壊したことを謝る。皇帝側も特に腹は立てずに彼女と和解をする。このゲームで倒すべき敵のラスボスともいうべき7英雄の一人でスービエというやつがいるのだが、そいつに彼女の娘が誘拐されそうで追いかけていて橋を壊してしまったのだとか。

皇帝にとっても7英雄は共通の敵であり、ここで和解しておくと海の主は皇帝に対して良きビジネスパートナーとなる。
武装商戦団のアジトをの取った悪い海賊でスービエの子分だったギャロンを海に沈めて、倒してくれたり、沈没船探索のために人魚薬という海底に潜っても水生動物のように呼吸のできる薬をくれたりと良きパートナーとなる。

逆に敵として戦うと、めっぽう強いし、もし海の主を倒すとスービエが海の主の娘と同化して強化してしまう。
神獣なだけにこのゲームの悪の親分である7英雄たちと互角の力(否、この7英雄の中でリーダーでありトップクラスの実力者であるワグナス以外よりは強いかも)
皇帝側から見たらむしろ損害のほうが大きい。

こんな強い神獣を協力者に迎え入れられたらなんといいことか。橋を壊されたくらいはした金に思えてしまうほどだ。
もし、この海の主を倒してしまったらスービエが強くなってしまうが、海の主を味方にして同化を阻止すれば、スービエが「え!?本当に7英雄?」って思えるくらい雑魚にかんじる。7英雄でも下位にいるようなクジンシー、ボクオーンとそんなに変わらないんじゃないかと。

自分の独断と偏見でヘイトスピーチして実は敵にしなくてもいい人を敵に回してしまうことがあるので、表面的なところだけで判断せず人を見るようにしたいと思う。
このゲームで学んだ教訓だ。

何か迷惑な事されても故意にされたのか、判断したうえで相手に対応するのが必要だと思った。故意じゃなくても不利益な事されたら怒りたくなるが。

加害者が本当に悪い奴かどうか、判断したうえで接することが必要だとこのゲームで知った。
もちろん女王蟻みたいに人間に明らかに被害を与えるモンスターなら倒すべきだが。


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