4月3日は日本橋開通の日!江戸時代から続く商業と経済の発展
五街道の起点である日本橋は1603年に時の将軍徳川家康により架けられ、当時の木造太鼓橋は江戸の発展を支える重要な交通インフラとして機能していました。
行き交う人々や各地から届けられる品々は城下町ににぎわいをもたらし、また舟運都市として発展した街は物流、商業、経済を豊かにするものでした。
時代の変遷とともに姿かたちを変えてきた日本橋は、現代では石造りの道路橋となり日本の大都市を力強く支えています。
そんな日本橋は1911年4月3日に木造から石橋に架け替えられました。開通式が行われた同日を記念し、毎年のこの日は日本橋開通の日として定められています。
日本橋の道路中央には「日本国道路元標」と文字打ったブロンズ製の原標が設置されており、主要7国道(国道1号線(旧東海道)と国道4号線(日光街道・奥州街道)のほか、国道6号線(水戸街道)・国道14号線(千葉街道)・国道15号線・国道17号線(中山道)・国道20号線(甲州街道))のスタート地点が日本橋の真ん中であることを示しています。
また日本橋は国内を走る国道の起点であるだけでなく、アジアハイウェイ1号線の起点としてトルコまで接続する約21,000キロの国際路線を結んでいます。東京から韓国、北朝鮮、中国、ベトナムなど計14か国を通過し、トルコとブルガリアの国境まで接続するアジアハイウェイ1号線は人々の交流、産業、経済が活発に機能するよう、平和的発展を目的に整備されたものです。
江戸から続く国の重要文化財、日本橋。
現在日本橋周辺地域は開発により商業施設が立ち並ぶ大都市ですが、今も昔も変わらず存在感を放ち続けるその姿に、日本の歴史とこれからの未来を想像する方は多いことでしょう。
日本橋開通記念日である4月3日には、先駆的でありながらも歴史や下町情緒残る東京探訪に出かけてみてはいかがでしょうか!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?