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混迷の中で明るく希望の持てる未来を共有するためにークリテック工業の100年ビジョン

先日、株式会社クリテック工業の第26回 経営計画発表会が実施されました。

経営計画発表会にて若林社長から発表された、次年度の経営計画について、またクリテック工業が令和2年8月に発表した「100年ビジョン」について、ご紹介します。

(本記事は、10月16日のイベントをもとに再編してお届けします)

若林社長より~第26回 クリテック工業の経営計画発表にあたって

本日は、長野や静岡など遠方からお越しいただいた方含め、皆さまお集まりいただきありがとうございます。
弊社の経営計画発表会は、例年10月の第1週に行われていましたが、今年はコロナウイルスの影響もあり場所の確保が難しく、3週目の実施となりました。日程がずれたため、毎年起こしいただいていた方が数名来られず残念に思っております。申し訳ございません。

来年は通常のスケジュールに戻して、10月1日の予定となっております。

この経営計画発表会に、外部のお客さまを呼ぶようになってから10回目の会となりました。ここ数年は、経営計画発表会の会場や当日のスケジュール、司会進行すべてを社員に任せています。自発的に社員が準備をしてくれるおかげで、本日を安心して迎えることができました。

それでは、第26回目の経営計画発表の内容に入っていきたいと思います。

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クリテック工業では毎年「経営計画書」をこのハンドブックにまとめ、
社員に配布している。※画像は第20期の経営計画書

弊社は、令和2年12月17日で創立24周年を迎えます。昨年度は、創立初めての赤字となり、代表自ら動かねばならないと決心した年でした。その結果、直近の実績は前年比200%と飛躍し、再度黒字経営へと戻ることができました。

この1年間は、東京オリンピックの延期、新型コロナウイルスなど、さまざまなマイナス要因もありました。しかし、弊社の営業社員の成長や、3Lという大型製品の認定、また大型案件の獲得を達成できたことが今期の足掛かりになっていると実感しています。

大型案件に関しては、3か月間の長期工事であり、これは5年に1度くらいの規模だと考えます。その他にも、皆さまもよく見聞きする東名集中工事にも参画する予定であり、これらの案件の積み重ねで前年比200%を達成することができました。

先に申し上げた通り、直近の日本では政権交代ス、東京オリンピックの延期、新型コロナウイルスなど、マイナス・不確定要素が多い市況となりました。このような状況下でも、明るく希望を持って企業運営を進めていくために「100年ビジョン」を作らねばと考えたのです。

足もとを見るよりも、100年先を見た方が真っすぐ歩ける~100年ビジョンの背景~

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私たちは改めて、クリテック工業の「100年ビジョン」を話し合い、決定しました。
他業界に比べてコロナウイルスの影響は少ないながらも、足元だけではなく、もっと先のこと(長期事業構想)を考えるべきだと感じたためです。


先々のことは、後継者に任せる方がい良いだろうと言う思いもあったため、正直なところ、10年くらい先までしか計画をしていませんでした。しかし、とある人物にいただいたアドバイスで考えが変わり、この100年ビジョンの構想に着手しました。

そのアドバイスとは、こんな簡単な例え話でした。

「広い砂浜を歩くとき、足元だけ見ながら歩いてみる。ふと自分の歩いてきた道を振り返ってみると、真っすぐ歩いてきたつもりなのに、意外と曲がってしまうものだ。経営も同じで、近視眼的に歩くのではなく、もっと顔をあげて、遠い先を見ながら歩いた方が真っすぐ歩けるものである。

足元ではなく、10年先、100年先を見据えて経営していけば、見える世界が変わるし、意外と歩きやすくなるものだ」


私の考えていた「10年先」も、じゅうぶんに遠い未来かもしれませんが、50年先、いや100年先を見据えた方が、一緒に歩く社員も歩きやすくなるのではないか。そう思ったのが、100年ビジョン計画の背景でございます。


クリテック工業の100年ビジョン~移動したくなるインフラ~

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私たち株式会社クリテック工業は、100年ビジョンを次の通り定めました。

「移動したくなるインフラ」を提供する企業を目指す

もともとは、河川に関する事業を展開し、現在は道路インフラを主軸としているクリテック工業。

インフラの事業を考えたとき、今後は電気自動車などさまざまな発展可能性がありますが、社員の仲で多かったのは「縁の下の力持ちとしてのインフラ事業をやりたい」という声でした。

そもそも今後は、リモートも増え、インフラ自体が無くなるのでは?という話もございます。これだけWeb技術が発達した世の中で、わざわざ人が移動する必要が無くなるのでは?という意見もあるでしょう。


ただ一方で、現地に趣かなければ分からないこともありますし、冠婚葬祭のように、足を運び、その場に集うことが重要な場面もあります。これらを見つめ直し、社内で議論を交わした結果改めて、クリテック工業は地に足をつけたインフラを目指すことが大事だと考えました。

冠婚葬祭などの移動の際には、事故なく安全安心で、とにかく早く(ストレスフリー)移動することが求められるでしょう。さらに、移動に「楽しさ」をプラスして、付加価値を提供していくことも重要と考えます。

「安心・安全」「ストレスフリー」「楽しさ」、この3つを追求していくことが必要であり、これら3つの実現が「移動したくなるインフラ」の提供価値となります。

現在は、鉄道会社などがテーマパークとタイアップ企画を実施しており、これもインフラに楽しさを付け加えていくための施策例と言えます。クリテック工業がそのような企画をやるべきかどうかは置いておきながら、今後は幅広い可能性を感じながら、100年ビジョンと共に進んで行きたいと思います。


編集後記

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10月16日に行われた第26回クリテック工業 経営計画発表会では、社員の表彰式および内定式、そして若林社長による経営計画発表が行われました。

100年ビジョンの背景、具体的なビジョンの説明の後、10年・30年・100年後にどういった姿を目指すのか?目標の売上高も交えてお話がありました。

10年後にはジョイント界のトップとなり、30年後には「橋梁のことならクリテック工業」と世間一般が認める存在になる。そして100年後には目標に掲げた通り、「移動したくなるインフラ」を提供する会社として35億円規模の会社へと成長MAPを描いていると、力強く語ってくださった姿が印象的でした。

次年度の第27期の目標高も達成したらナイトクルーズへ、中期目標を達成したら社員旅行でハワイに行きたいと笑顔で仰っていた点は、若林社長の明るい性格が垣間見れた瞬間でした。

取引先の金融機関、経営者仲間、全社員など各関係者、約40名が見守る中で無事に終えた第26回経営計画発表。参加者全員が証人となり、株式会社クリテック工業を支える仲間として、100年ビジョンへの第一歩を踏み出しました。



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