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価値の色は、十色ある。ブランドの価値は何色なのか

人は認識できている価値の分しか、お金を払わない

お金を払わない人たちは、価値を感じていないだけ。

「価値のあるものに、お金を払え」
という言葉を見かけるが、
その「価値」は、どんな価値をなのか?

その時、「何に」価値を感じているのだろうか?

原価に対してだろうか?
労力に対してだろうか?
ブランド価値だろうか?
希少性だろうか?
機能性だろうか?
収益性だろうか?

人それぞれ、評価する価値は違うので、
一概に、ほかの人たちを
価値を評価できないと言うのはどうなのか?

結局、お金払ってほしい人に
その人の価値基準で、価値があると思ってもらって
買ってもらうこと、
それが「売る」ということなのだ。


ITにとてつもなく疎いおじさんたちに
低スペックPCを、高価格でレンタルしていても
修理対応という
「彼らにはどうしようもないことを
いつでも解決してくれる」
というサービスがやたら価値があったりするのだ。

PCができる層にとっては、
これは「価値がない」と言いたくなるだろう。
しょうもない修理しかしないし、
PCの機能を持て余すような単純な利用を
ひどく推奨しているし、
そもそもPCが使えないので
酷使する人なぞどこにもいないのだから。


アートだって、ハイエンドのブランドだって、
良い生地を使って、高い技術で製造されても
結局提供しているのは、
高額なお金を使うためのそれらしい理由と
それを実現した製品でしかない。
ご存知の通り、実用性には圧倒的に欠けている。


つまるところ、
「価値」なんてものは、十色なのだ。

売りたいなら、
「価値あるもの」ではなく、
「価値あると、感じてもらえるもの」を
作らなくてはならない。

価値を感じない人に、
価値を感じてもらいたいなら、
そう感じられるような
情報を、
知識を、
理由を、
価値観を、
世界観を、
本気で伝えなくてはいけない。

それを成功させたものを、ブランドと呼ぶ。

そのブランドということだけで、
無条件に価値が生まれるのだ。

ブランド構築をしただけで
偉大だなと、
思わざるを得ない。

ではでは。

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