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広末さんの騒動に思うこと【カウンセラーの視点から】

こんにちは。心理カウンセラーの高田です。

いま、広末さんが世の中を騒がせていますよね。
この件について思うことを書いてみたいと思います。


本人たちが不倫を認めて謝罪した後も、お互いへの気持ちを綴った手紙や交換日記まで世に晒されてしまう。

すごい世の中になったものだと改めて感じます。

広末さんにもお相手の鳥羽さんにもご家族がいて、特にお子さんたちへの影響は計り知れないと思います。


もちろん、不貞行為をした本人たちが悪いのだから仕方ない、という考え方もあるでしょう。

けれども、「晒す」「暴露する」という行為が当たり前の世の中になってきていることに、少し戸惑う部分もあります。

LINEも手紙もそうですが、文章でやり取りしている場合、今はそれを簡単にスクショして第三者に送ることができる。便利だけれど、使い方によっては怖い部分もありますね。


流出してしまったお二人のやり取りを見て、感じたことがあります。

それは、広末さんがもともと精神的に安定しておらず、鳥羽さんが精神安定剤のような役割を果たしていたのでは、ということ。

広末さんは以前、夫のキャンドル・ジュンさんについても「人生においての救世主のようだった」雑誌のインタビューで話していました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://gendai.media/articles/-/62197?page=1&imp=0

キャンドルさんは、東日本大震災の復興支援なども長年されていて、家を空けることが多い生活だったようです。

一方、広末さんは3人のお子さんたちの育児や家事、仕事などに忙しい日々のなか、さまざまなストレスや不安を抱え、心のバランスをとるのが難しい状態になっていたのかもしれません。

もちろん、だからといって不倫をしていいということにはなりませんが。。


広末さんの手紙や日記を見ていると、ただの恋文には見えないんですよね。
メンタル面の不安定さが見て取れます。

鳥羽さんに出会い、すべてを受け止めてもらって精神的に助けられた。そのことにとても感謝している。鳥羽さんの存在が心の支えになっている。

文面からはそんな印象を受けました。


精神的にギリギリの状態だったときに、自分のすべてを肯定し、味方になってくれ、共感して話を聴いてくれた。弱さも全部受け止めてくれた。

鳥羽さんは広末さんにとって、またしても救世主のような存在だったのかもしれません。

さらに、お互いに異性として強力に惹かれあう部分もあり、お二人とも冷静さを欠いて突き進んでしまったのではないかなと思います。


人は多面的な存在なので、「自分はこういう人間です」ということはなかなか難しいものです。

しっかり者で、気が強くて、自分に自信があって、自立している。
でも怖がりで、傷つきやすくて、自分に自信を持てないところもあり、依存的な部分もある。

子どものように純粋な部分もあれば、計算高い部分もある。良い子の面もあれば、悪い子の面もある。

というように、一人の人間の中にもいろんな自分がいます。
それが人間というものです。


でも、有名人は外に出ると、世間が求めるイメージに沿った振る舞いを常にしなくてはならない。

たとえば清純で、明るくポジティブで、良き母、良き妻で、家庭も仕事も全部うまくいっているように振る舞わなければいけない。

少しでも弱みを見せると足元を救われてバッシングされるから、いつも自分を取り繕い、偽っていなければいけない。

勝手なイメージですが、芸能界にはそういう側面があるのではないかと思います。

長年芸能界に身を置いている人でも、世間の目を気にしなければいけないというストレスは日々感じているでしょうね。精神的なバランスを保つのは相当難しいと思います。

ハリウッドスターなどをみても、アルコールやドラッグに溺れたことのない人は珍しいくらいですよね。


広末さんも鳥羽さんも、今回のことで多くのものを失ってしまったと思いますが、人生はこれからも続きます。

お二人とも少し休養してメンタルを整えてから、仕事も家庭もどうしていくのがベストなのかゆっくり考えてみるといいかもしれません。

人生に失敗はつきもの。
一度どん底まで落ちたからこそ、その後の人生が軌道修正され、より良いものになったという人はたくさんいます。

これまでは広末さんが持つスター性やカリスマ性を存分に発揮して、世間が求めるものに応えようと一生懸命頑張ってきたと思います。

そのなかで、こころが深く傷つくようなこともたくさんあったでしょう。

これからは世間や人のために頑張る生き方ではなく、広末さん自身が一番に幸せを感じられる生き方にシフトしていかれるといいのではと思います。

お子さんたちにとっても、お母さんがいつも笑顔で幸せでいてくれることが一番の望みでしょうから。


(2023年6月19日追記)
昨日、広末さんの夫のキャンドル・ジュンさんが記者会見を開かれ、ネットで拝見しました。

騒動を収束せて子どもたちや家族を守るためには、今までのことも包み隠さず、すべてをさらけ出すしかないと思ったのかもしれません。

あの覚悟を持った真剣な態度を見れば、これから面白がって広末さんを叩こうという人は激減するでしょうね。少しホッとしました。

質疑応答では、記者を一人一人壇上に上げて名前と顔を晒して質問をしてもらう。投げかけられた質問に対して、考えを巡らせながら一つ一つ誠実に答えていく。

そんな斬新なスタイルに好印象を持ちました。タレントや有名人だからといって相手に敬意を払わず、好奇心のままに何でも聞いていいというマスコミの態度はあまり良い感じはしません。

広末さんのメンタルの状態についても触れられていましたが、まずはゆっくり静養されて、心身ともに健康な状態に戻ってほしいなと思います。

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