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中小企業でもダイバシティ&インクルージョンを進めるには

中小企業家同友会という団体に所属して、中小企業の経営者達と日々勉強をしています。
私の仕事が、ダイバーシティ経営や女性活躍推進なので、
中小企業の経営者の方々にもそういった話をすることがありますが、
これが中々難しいのです。

そもそも大勢の方が所属する大企業では、
男性、日本人、フルタイムといった、主流の人物像がデフォルトのイメージとしてあって、
そこと比較をして、ちょっと違う、だいぶ違うといった感覚を持ちやすい。
ダイバーシティという多様性を説明する時にも
確かに色んな人がいるなと理解してもらいやすいのです。

しかし、中小企業は、元々少人数なので、
少数派、多数派に分かれにくく、
個人の要素が際立っているので
多様性?そんなのみんな違うのは当たり前じゃんとなりやすいのだと思います。

つまり、
1,000人の中の700人が男性であり日本人である組織と、
10人の中の7人が男性であり日本人である組織で比較してください。
700人もいたら、一般化しやすくて平均的な多数派のイメージができますが、
7人しかいないと、一般化しにくく、それよりも一人ひとりの個性が目についてしまうことになります。

これが女性活躍推進にも当てはまるので、
中小企業では、女性全体の課題というよりも、
その社員固有の課題に目が行きがちなので、
特に女性特有の問題を解決する必要はないんじゃないかと言われてしまいます。
つまり、問題自体が見えにくいので、中小企業での女性活躍推進は進みにくいのではないかと感じます。

しかし、社会全体を考えると、中小企業に勤めている人は人口の約7割と言われています。
そこで女性活躍推進やダイバーシティ戦略を進めないと、
社会全体で進んでいかない。
私はここの対策が必要だと思って活動をしています。

でも、中々理解が進まない。
どうしたらいいんでしょうかね。
一緒に考えてくれる人、いませんか?

※イラストは、中小企業家同友会の仲間からのプレゼントです。とてもやさしく書いてくださって気にいっています!

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