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No.3 岐阜県高山市 中澤萌さん -学生団体を通して飛騨の学生の視野や可能性を広げていく-

今回このインタビューに答えてくれたのは、岐阜県高山市在住の中澤萌(なかざわもえ)さん。春から高校3年生で学生団体HIDAKKOPEOJECT.の代表を務めています。
HIDAKKOPROJECT. HP  https://www.facebook.com/hidakkoproject.31/

HIDAKKOPROJECT.とは、岐阜県の北部飛騨地域を拠点に、このまちの魅力を高校生視点で発信していくことや高校生の視野と可能性を広げていくことを目標に、フリーペーパーの発行やイベント運営などを行う、高校生団体です。

飛騨と飛騨の高校生を盛り上げていくことに奮闘中の中澤萌さんにお話を伺いました。
(インタビュアーの私と萌ちゃんは実は先輩後輩の関係。それもあって、今回は少し砕けた雰囲気の対話形式インタビューになっています!!)

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−それでは、今回はよろしくお願いします〜!!

鈴木:
最初にすごく気になっていたこと。
そもそも、なぜHIDAKKOPROJECT.の活動に参加しようと思ったの?

萌さん:
はじめは「なんか面白そう、、、」みたいな感じでノリでした(笑)
私の前に代表を務めていた都竹萌花ちゃんと、中学生の頃に参加した市の海外派遣研修で友達になったことが始まり。
中学生の頃、学校で配られたHIDAKKOPROJECT .が発行しているフリーペーパーを見ていて面白いなと感じていたところ、前代表の萌花ちゃんから高校生になったらHIDAKKOPROJECT.に入って一緒に活動してみないかと誘われて。楽しそうだなと思って入ってみました!
結構軽い気持ちで始めたのが本当の本当の最初(笑)


鈴木:
うんうん!
今ってHIDAKKOPROJECT.に関わり始めてどれくらい経ったっけ?

萌さん:
2年くらい!!

【ちょっと変わった高校生活から得た学び】


鈴木:
この2年間HIDAKKOPROJECT.に関わって正直どうだった?

萌さん:
本当に参加してよかった!!!
きっとここに関わっていなかったら、部活して勉強して放課後友達と遊んで、、、みたいな。
the・普通の高校生みたいな生活を送っていたと思うんですよ。
もちろん、このことが悪いわけじゃない。
だけど、ちょっと普通の高校生とは違う学生生活を送れたからこそ今の考え方や夢・目標を持つことができたんです。
HIDAKKOPROJECT.の活動に一生懸命になりすぎて、勉強そっちのけの時期もあったんですけどね(笑)
そんな思い出も含めて、参加して本当によかったと思っています!!


【頑張れば頑張るほど感じる「伝える」ことの難しさ】

鈴木:
きっとこうやって学んだこともたくさんあったと思うんだけど、反対に辛いこととかもあったはず。ここは辛かったなっていう場面とかあった??

萌さん:
勉強とかももちろん大変ではあったのですが、やっぱり一番大変だったのは仲間をまとめること。
みんな、「HIDAKKOPROJECT.の活動を頑張りたい!」という思いを持って集まってくれているし、勉強を疎かにしてまで取り組めとも言えない。
だけど、完成させなきゃいけない。

フリーペーパーの前回号を作ったときのこと。作成をスタートさせる前に、メンバーに「○月○日まで入稿したいから×日までには取材と編集を終わらせよう!」という話をしました。
だけど、蓋を開けてみたら期限までに全然間に合わないような進捗具合だったんです!

フリーペーパーを作るのに、前回号は取材班と編集班に分かれていて。自分の担当の部署はなんとか尻を叩いて頑張っていたのですがもう一つの班には自分の思いが行き届いていなくて。

取材班と編集班が分かれているからこそここの連携もしっかり取らなきゃいけなかったのにそこまでの時間もなかったんです。

余裕を持って指示したつもりだったし、時間がかかることとか入稿を絶対に遅らせたくないこととか適宜伝えていたつもりだったんですが、、、。

学校行事などとも重なって、最終的に「入稿を遅らせてほしい」とメンバーに言われたんです。

この話をした時に、「私言ったよね?」と学校の廊下で怒ってしまって(笑)
そのあとちょっとギクシャクしちゃったり(笑)

私としては、企業さんに協賛をいただいて作っていることがあるので期限を守れないことはとても申し訳ないなと思ってたんですが、そこの理由がなかなか伝わってなかったみたいで。

こういう「思いが伝わってない」みたいな面があったりして、自分の思いの強さとメンバーの思いの強さのギャップみたいなところはすごく難しかったです。

鈴木:
めっちゃわかる、、、(笑)私もその壁にぶち当たってた(笑)

萌さん:
ですよね!
「言ったのに!」みたいな。
だけど、だから怒るっていうのもなんか違うなとも思って。

鈴木:
だからその子の事嫌いになる訳でもないしね!

萌さん:
うんうん!!!

鈴木:
これって、次回同じようなことが起こらないようにどうやって改善できると思う?

萌さん:
私がちょっと失敗したと思うのは、説明をしたつもりになっていたこと。
一旦は締め切りの話とかちゃんと口頭で説明したのですが。それを一箇所にまとめたり紙に残したりしなかったんです。
やってくれるだろうと信頼も置いていて、進捗状況の確認も「まあ大丈夫でしょう」と流してしまっていたことは原因だったと思います、、、!

みんなをできるだけ同じ意識に持っていくために、もっと工夫できることがあったんじゃないかな、、、って今になって思います。
(紙にまとめてそれを配るとか)

後悔はたくさんあったりします。

何日から何日までパソコンやカメラがここにあるとかそういうのも可視化できるとよかったかも、、、。

鈴木:
そういう「こうすればよかった」みたいなのってたくさんあるよね!!
私もたくさんあったな。
取材と関係ないけど、なんかそういうポイントまとめた引き継ぎノートみたいなの一緒に作れたらいいかもね!

萌:
うんうん!
書くのあんまり好きじゃなくて、口頭の方が思いが伝わりやすいからなあと思ったりもしたのですが、やっぱり伝え方は色々あったほうがいいなと、、、。

鈴木:
冷静になるとこうやって振り返れるけど、やってる時は必死で頭回らないよね笑

萌:
そうなんですよね!
取り組んでいる中で「あれ?」って思うこともあったけど、もしちゃんと進んでいたら「進んでるの!?」と聞くのもなんか違うなと思って。
勉強や行事との両立もあって、その子なりに頑張ってくれていることは知っているからこそとても難しかったです。

鈴木:
改善しなきゃいけない永遠の目標だね(笑)

萌:
一つ、前代表の萌花ちゃんに感謝していることがあって!
実は、引き継ぎのタイミングで萌花ちゃんと喧嘩しちゃったんです(笑)
だから、しっかり引き継ぎができなくて、、、。
でもだからこそ「自分たちでやらなきゃ!」という責任感が生まれて、「どうしたらよくなるんだろう?」ってめっちゃ考えることができたんです。
自分たちの意見を持ちつつも先輩の意見も引き継ぐにはどうしたらいいのか?って必死に考えられたことがすごくよかった。

もし喧嘩してなかったら、仲よかったからこそ萌花ちゃんに頼りっぱなしだったと思うんですよね。考えることもなく、なんとなく代表を務める一年間を過ごしていた気がします(笑)

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【年齢や環境は関係ないのかもしれない】


鈴木:
この団体を通して、いい点だけでなくこういう学びをしてくれたことがすごく嬉しい!
いい学びだね!ありがとう!

じゃあ、萌ちゃん自身はHIDAKKOPROJECT.の活動を通してどういう自分自身の目標を見つけた?


萌:
多分これは自分だけじゃないと思うけど、やろうと思えばできるんだ!という気づきは大きかったです。
メンバーとも話していたのですが、「何かやりたい」と思って発信したら大人の方も協力してくださる方がたくさんいて。思いを発信していったら実現できることを知りました。
「当たって砕けろ」みたいな。

これは他の活動でも生かすことができました!


中高生だけじゃないし、飛騨地域だけじゃないけど、「高校生だからできない」とか「やりたいけど環境がこうだからできない」みたいに年齢や環境を言い訳にしちゃうのを取り除けるようなことをしていきたい!!

どうやってアクションを起こしてくれるか?みたいな。最初の一歩を踏み出したら世界はバッと開けるけど、その最初の一歩が難しい。
そのきっかけを作れたらいいなと思います!

鈴木:
共感です(笑)

萌さん:
中学生とかによくある「頑張っているのがカッコ悪い」とかそういうのを取り除きたいです。絶対頑張っている方がかっこいいし!


鈴木:
そのために何をするのかこれから考えていけるといいよね!
じゃあ、近い未来の1番の目標は?

萌さん:
直近でいうと後輩への引き継ぎです。
自分たちやその前までの先輩たちから学んだ事も含めてどう後輩に伝えていくのか。ここをちゃんと正確に伝えたい!受験生になるので、自分たちがいなくても続いていくためにはどうするといいのかを考えています!

鈴木:
では、最後に何か言い残したことはないですか!

萌さん:
一言で表すと、「HIDAKKOPROJECT.は私の高校生活そのもの」
この活動中心に高校生活が回っていました。活動があるから勉強も頑張ろうと思えた!

本当はもっとこの活動を続けたかった。だけど、受験生になることが大きくて。
後輩への引き継ぎまではちゃんと務めることにしました。

もっともっと続けたい、、、!!


鈴木:
ありがとうございました!!
受験も頑張りつつ、残りのJKを全力で楽しんで!!
高校生だからできることたくさんあるはず!!

萌さん:
確かに、、、!でも今のところ高校生活に後悔はない!

鈴木:
後悔のない高校生活にすることが一番の目標だね!

まずはあと一年全力で楽しんでね!

それでは、ありがとうございました!

萌さん:
ありがとうございました!!

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この記事を書いた人・取材した人

鈴木 日菜子(すずき ひなこ)

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