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今回のCDの見どころ・聴きどころ解説その①

ということで、無事2021年2月16日(サックスみーこの誕生日)にリリースが実現するわたしたち『クレモナ』の3枚目のアルバム「ブエノスアイレスの四季」について、わたし(バンドマスターぴかりん)の目線から解説していきたいと思います。

とにかく、初めてのジュエルケース

『クレモナ』の過去2枚のCDを買っていただいた方はご存知だと思いますが、過去2枚は「デジパック」という仕様で、紙1枚を折りたたんで、トレイをつけて、CDを封入したというこれはこれで味のある、さっぱりとした仕上がりでした。そのため、必要な印刷面(情報が入るところ)は4面しかなかったわけで、①表紙 ②寄稿いただいた文章 ③CDトレイ下の画像 ④裏表紙で済んでいたのですが、今回は、控えめに言って頑張りました。何度も言いますが、帯までついてます。もちろん、帯のことまで考えてジャケットも裏表紙もデザインしました。当然のこと、なのかもしれないんですけどね!

とっておきのご寄稿をいただきました。

今回は、音楽評論家で作家の、響 敏也(ひびき・としや)先生 にご寄稿いただきました。バッハからの系譜をたどる、ピアソラ、そしてクレモナについて、「リズム」の観点から書いていただいております。
昨年、わたしたちの練習を見に来ていただいたときに、「その時代のリズムがある」ということについて教えていただきました。音楽の発生は、音声(メロディ)が先か、リズムが先か。その辺は監督が詳しいのですが、リズムから時代を見るという感覚が自分の中でなかったので、そのお話を聞いてから、「リズム」という目線で楽譜を読むようになりました。どうしてこのリズムなのか?アーティキュレーションなのか。バロック時代の勉強をすると、そこは特別教えられるところな気もしますが、時代はもう2020年。新しいリズムはもう生まれているんです。
そんな風に音楽を見つめ直すことのできる、とっておきの文章でした。ぜひ楽しみに読んでいただけましたらさいわいです。

ちなみに2枚目のアルバムのご寄稿

2枚目のアルバム「リベルタンゴ」は、国内有数のピアソラの専門家の昼寝ネコさん に、書いていただいたのですが、こちらは長年ピアソラをじっくりと聴いてきた、醸成されたピアソラへの思いから、わたしたち「クレモナ」について語っていただいております。わたしはこちらの文章もたいへん気に入っており、本当は色んなところに使いたいのですが、文字数の都合で使えないので、この一節だけ、自分たちのプロフィールに使わせていただいております。

「アストル・ピアソラの遺志を継ぐ うら若き反逆者」

かくありたい、と思っております。

(その②へつづく)

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