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私の物語⑥

大学4年生の頃、母校へ行き、社会科準備室へ挨拶しに行った。

いろいろ蘇る、楽しかった社会科準備室の思い出。
テスト前は社会科準備室に行って教えてもらったこと。
地理の発表会に出たときは資料を遅くまで準備したこと。
卒業式前には日本史の先生から「あなたのプリント、コピーさせてもらったから」ということでお礼に韓国のキーホルダーを頂いたこと。

高校時代は「生徒」としてお世話になったが、今回は「教育実習生」として社会科準備室に入るため、嬉しさと緊張があった。
入った途端に、倫理でお世話になった先生が、
「さやちゃん、待ってたよ~!!(いつもの特徴ある声)」と優しく温かく迎えてくれた。お菓子も準備してくださり、緊張をほぐしてくれた。
指導教諭である地理の先生ともお会いし、授業内容などを確認した。

教育実習中は、ただただ、緊張していた。

小学校の実習とは違い、生徒から話しかけてくれない。(年頃だからね!)
大勢の生徒の前で授業とかうまくできない。ずっと申し訳ないって思った。15日間だけ我慢してね!って言いそうになった。(初日は泣いた!)
それでも、多くの先生が支えてくださり、少しずつ生徒と打ち解け、授業も決して上手ではないが、少しずつ慣れてきた。

最終日には研究授業という、多くの先生方が私の授業を見に来る一大イベントがあった。これが一番緊張する…と思っていたら私は案外始まると緊張しないタイプみたいで、すんなりとできた。(一番緊張していたのはおそらくクラスの生徒たち)

全て終わった後は、クラスの子たちにお別れの挨拶と集合写真を撮った。
嬉しかったのは、一番声をかけてくれた子が、泣いてくれたことかな。
あれだけ生徒と打ち解けないと悩んでいたから余計にね!
今でも集合写真を見ると、頑張って良かったなー!と思う。

そして社会科準備室に行って、今回の研究授業の反省会を行った。
頂いたアドバイスを備忘録として残しておく。
☆難しいことはわかりやすく、簡単なことは楽しく!
☆生徒の意見を、教師が繰り返して言うことでクラス全体に意見を広げる!
☆生徒の意見をどんどん広げ、雰囲気を少し明るくする!
☆固定概念を持たない!

…これは本当に今でも大切にしていきたい。(今の私はしっかりとできているかなと心配になる~!)

教育実習を全て終えた後は、社会科メンバーでのお疲れ様会を開いてくださった。
私はこのお食事会で人生で初めて食べた料理がある。それは…
ハモの天ぷら!!! (重要)
社会人になるとこんなにも美味しい料理と出会うのかと思った瞬間だった。
高校時代にお世話になった地理の先生も来てくれて楽しいお食事会となった。また会いたいなー!!!

本当に先生方には支えられて、感謝でしかない!
母校を卒業していなかったら、今の進路は本当にないと思っているくらい。
私の進路は、私に出会ってくれた人たちによって形成されているのだなぁと強く感じた。