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クレドその後に。其ノ四【高浜 拓也さん】

どこよりも学生インターンを熱く募集し、そして実際に学生が集まる会社。
それがクレドシップだ。

「志」「交差点」という言葉をよく耳にするものの、実際にはどんな歴史が紡がれてきたのかまだまだ謎の多い会社である。

志を持った学生がクレドシップという箱を通して成長し、そして卒業後どこへ進んでいくのか。

その模様を広報の学生インターン岩蕗が「クレドその後に。」と題し、紐解いていく。

今回インタビューを受けていただいたのは、「クレドコミュニティ」を大河原さんから引き継いだ、高浜 拓也さん。京都大学在学中にクレドシップと出会い、現在はパナソニックに勤務している。

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クレドシップとの出会いときっかけ

大学一年生の夏、四つの部活を兼部するなど活動的だった高浜さん。そんな中で「クレドその後に。」の第一弾のインタビュイーである大河原さんと出会い、クレドシップ関係のワークショップイベントに招待される。

初めは板井さんが、とかクレドシップが、とかではなく、学生と大人が等身大で交わるコンセプト自体に共感しましたね。

僕はクレドシップとの関りが初めから深かったわけではなく、学生コミュニティであった『クレド
コミュニティ』を大河原さんから引き継いで、それからクレドシップや板井さんをよく知ることができました。

板井さんと初めて会った時は、なんか暑苦しいおじさんやなあと思っていました。笑。でも、いい人だなあって。

活動は自分の頭で何をすべきか主体的に考えて、何かを作ったり、ビジネスに挑戦したりしたかったから始めました。常にワキワキしながら次のことを考えるチーム感は居心地が良かったです。

そうして活動は続いていき、大学二年生になる頃にはクレドシップ一本で活動するようになっていった。

クレドコミュニティの引き継ぎ

『クレドコミュニティ』とは
学生を中心としたコミュニティで、学生と経営者・事業者が志ベースで企てあい、等身大で語りあう場であった。

ジャンルを絞らず、学生と経営者の方々との関わりの入り口として志をぶつけ合う「Cocolo塾」や、志を持った学生が集まってシェアハウスをする「クレドハウス」も、このコミュニティから形になった。

関西中心に学生に70~80人くらい登録してくれたかな?僕自身もクレドハウスでシェアハウスしながら京都に住んだり、

もちろん初めから全てが上手くいったわけではなかった。人が持つ志と志、それぞれの思いが交わるが故の葛藤や悩みもあった。

Cocolo塾を開いたときも、そう簡単には大人の人へ思いが伝わらなかったり、その場自体の価値を感じてもらえず集客を当日ギリギリまで行うこともありましたね。

人と人が等身大で語り合うことは
少し工夫すればできると思うのですが、人が人の魅力を感じることは意外と難しいのかもしれないと感じました。

また、京都に限らず様々な地域でクレドコミュニティのような場が作れたらと思っていましたが、分散的にコミュニティを増やすことはできませんでした。これは僕自身の力不足でもあったので難しかったですね。

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しかし、人が目的に対してどう動くのか、志や生まれた繋がりが何になるかは面白くて活動を続けた。活動の原動力はワクワク+ドキドキのワキワキである。そして、それが生まれ続けることがクレドシップの魅力であった。

僕は0から1を作るというよりも、先人が作り上げたものを引き継ぎ、その人が作ったものに『自分の思いを乗せ直すこと』をクレドシップではしてきました。そして、それに楽しみや価値を見出し、社会的な価値も大事ですが『何にワキワキしているのか』を自分に問い続けました。

クレドシップで成長したことや学んだことは、全て今に活きている。
昔から変わらない考えや気持ち、それらを信じ続けることの大切さも活動を通して知ることができた。

自分の中心にある『芯』を深くしていけたことが一番の収穫でした。自分が何を大事にしたいか、それを自分に問い続けるマインドセットといいますか、先の見えない不確実な道や環境の変化に対応できる『コンパス』を得ることができました。

『自分の心に真っすぐに生きること』はこれから何があろうと変わらないですね。

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現在の志

現在はパナソニックで勤務し、日々研究開発に取り組んでいる。その姿勢や熱意は、クレドシップにいた時と変わらない。

パナソニックで運送ロボットの事業に取り組んでいます。具体的に言うと、機体の研究開発や、それをどう事業に結びつけるかの事業開発に携わっていますね。

近年、インターネットやバーチャルの世界が充実していく一方で、リアルの世界は元気が少なくなっているように感じています。

僕はリアルな世界がやっぱり好きで、町のイキイキさをどうしたら取り戻せるか、ヒト以外の生物とどう共存できるかをテーマとして考えています。


世の中に必要とされることは、その時代によって姿を変えていく。
それに対して、自分が求められていることも柔軟に変えていくこと。
町の景色を変えていくことが当面の間の目標である。

また、クレドシップで繋がった仲間と社会人になってから、一緒に社会を変えていきたいと学生時代から今も思っています。そして、それは叶うと信じています。

彼らと会うとあの頃の青春が続いているような感覚になれて、それは時を感じさせないんですよね。まだまだ力はないけれど、これからもっと何かできることは増えると思うし、色々仕掛けていきたいですね。

〈インタビュアー 岩蕗の感想〉

今回からクレドその後に。の記事を上野さんから引き継ぎました、岩蕗です。高浜さんから「引き継いだこと」や「自分らしさを加えていく」ことを聞かせて頂いて、どこか似ているような状況や考えを感じたインタビューになりました。

お話を聞いていて印象的であったことは、クレドで得たこととして「自分自身が何を感じ、思うのか」という内省/リフレクションを挙げてらっしゃったことです。

クレドでは自分らしく働き、自分らしく生きることを大切にしている方が多くて、もちろん僕も大切にしています。例え、困難や難題にぶち当たったとしても、答えは常に自分の中にあるということを改めて学ばせて頂きました。

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