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清少納言にエッセイを学ぶ

清少納言さんの書いた、枕草子って、
日本初のエッセイ、らしいですね。
(随筆≒エッセイとした場合)

なので、このnoteで、
エッセイ的なものを書いてる私も。

清少納言さんから、少し、
アイデアをもらおうと思いました。
ってだけな話です。

たまたま、図書館で、
この本が目に留まったんで、
借りました。

春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山ぎわ
少しあかりて、、、

で有名な、枕草子。
これを、筆者の山口さんが、
軽妙な口調で解説してくれてます。

枕草子のこの有名な一節は、
ほんの一部分で、当時のいろんな、
生活様式や世俗感、情景の描写を、
清少納言さんがしてくれてます。

この本は、枕草子全体を、
きっちり理解するためではなく、
エッセンス、部分部分だけ、
サクっと解説してくれてます。

基本、本は流し読み、の私には、
ちょうどいい感じです。

清少納言さんは、当時、
中宮定子さんっていう、
高い身分の女性に仕えるかたでした。

まぁ、なんでしょう。今で言えば、
高級官僚??なんでしょうかね?
あるいは、港区バリキャリウーマン?

当時の都で、政権の中枢近くで、
流行の最先端の情報・文化の発信地、
みたいなとこに居たわけだから。

あるいは、インフルエンサーか?
まぁ、なんしか、
時代や流行りを創る側の人、
に近い存在だったのかも。

具体的な、これが良い悪い、
ってのは、今とは感覚が違うから、
まぁそのへんは差し引いて。

この本でわかったことは。

清少納言さん、
もちろん、繊細な描写や、
そこに目をつけるのか!ってとこも、
すごくあったんですが。

なんせ、スキ、キライがすごい。
まぁまぁな、毒舌家っぽい。
(個人の印象です)

これは、いいわ!
これは、良くないわ!
ってのを、具体的に、ハッキリ言う。
まぁまぁ、ズバズバ言う。

現代でも同じように感じるような、
当たり前の感情、負の感情も、
ありのままに書き連ねたり。

良くも悪くも、ハッキリしてる。

ハッキリしてる人、
嫌いじゃないです。私も。

あんまりズバズバ来たら、
まぁ、それはそれでアレやけど。
(ハッキリしてないぞ)

その分だけ、まぁいうたら、
今なら、炎上しそうな内容も多い。
(個人の印象です)

この人のことを、
好きな人もいれば、
嫌いな人もいるやろな、
そういう風にも感じます。

個性が強いと、
どうしてもそうなりますよね。
アンチも、多くなる。

でも、それぐらいだからこそ、
切り取るシーンが新鮮だし、
しっかりした意見も持ってる。

けど、好きにしても嫌いにしても、
ハッキリ言わないと、結局、
何が言いたいかわからん、
ボヤケた、ありきたりになるから。

ハッキリってのは、難しいけど、
場合によっては必要やと思うんです。

清少納言さんの場合、
それでいて、優しさもあるし、
しっかりした芯も感じる。
あと、素直だし、恥じらいもある。

いろんなストレートな感情、
繊細であり大胆な考えかた、
それが彼女の魅力でもあるのかも。

なるほど~。こうあるべきか。

ほんだら、
私の、noteのスタイルも、
割と近い感覚の部分もあるかも。
そのように、思いました。
(おこがましいぞ)

エッセイって、
どう書いたらいいの?
ってのを、悩むかたも、
多いカモしれません。

私も、エッセイはなんたるや、
とても語れるほどではないですが。

こういう風な、
簡単に解説してくれてる本で、
古典からもヒントを得るってのも、
いいかもしれませんよ。

方丈記、徒然草も、
参考になるかな、と思ってます。

結局は、そのとき、
思ったことを、
思ったままに書き連ねる。

清少納言さんも、
そういう感じで、書き連ねてた。

誰かに見てもらおうとか、
この人に読んでほしいとか、
読んでもらうためにはどう、
そんなんじゃなくて。

思ったことを、
思ったままに書き連ねる。

これが、エッセイの基本、
じゃないかなと。

それで、いいみたいです。
どうにもアカンことだけは、
避けつつ。

しかも、私も、
そのスタイルに近い気がしてます。
気がつくこと、思うことは、
全然違うかもしれないけど。

思ったことを、
思ったままに書き連ねる。

なので、私も。

今のままでいい。
今のままのスタイルでいい。

そう、思うのです。





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