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075◎№123【美と貴さの象徴・真珠(Pearl)について】その6(真珠の見分け方…サイズ、色)

◎№123【美と貴さの象徴・真珠(Pearl)について】その6(真珠の見分け方…サイズ、色)

おはよう、テルです。

今回は、『【美と貴さの象徴・真珠(Pearl)について】その6として真珠の6つの要素のうち、サイズ(大きさ)、色の見分け方のお話をします。

◎真珠(パール)には、その品質の良し悪しを見分ける為の要素として6つの品質基準[サイズ(大きさ)、色、照り(光沢)、巻き、形、キズ(えくぼ)]があります。

※当然真珠は1つ1つ個性がありみな違います、同じものは世界にひとつとしてありませんのでそこを見極めるのは大変難しいものです。

深い真珠への知識と豊富な実務経験を経たプロの業者さんたちが、この6つの品質基準を基にして真珠を鑑別し選別します。

◎それでは今回は、この6つの基準(要素)のうち[サイズ(大きさ)、色]の2つの要素(見分け方)のお話をします。

1.サイズ(大きさ)。

一般的にアコヤ貝から採れる真珠(和珠)は、6ミリ~8ミリ珠が普通のサイズですが、8ミリ珠以上を大玉と云います。

真珠のサイズは、アコヤ貝の中に入れる核(かく)の大きさとその表面に積み重なる真珠層の厚さで決まります。

小さな核を入れれば小さな真珠ができ、大きな核を入れれば大きな真珠ができます。

※大きい核を入れれば、大きい真珠が出来るわけですが、実際には、入れる核の大きさは入れるアコヤ貝の大きさで決まります。

無理やりに小さな貝に大きな核を入れてしまうとストレスなどで死んでしまったり、真珠層をうまく分泌しなかったりするからです。

9ミリサイズ以上の真珠も採れますが、それ以上の10ミリサイズになる大玉は、大変希少であり高額で取り引きされます。

当然、同品質の真珠であればより大きい珠の方が価値(価格)は高くなるわけです。

大きな真珠は量も少なく、価値は高いですが、大きいからといって 、ほかの5つの要素(特に巻きの良さなど)が欠けていては評価は上がりませんので、あくまで総合的な評価でその真珠の価値(価格)が決まります。

2.色。

古代より真珠は、白玉(しらたま)と云われるように真珠の色は、白というイメージが強いと思いますが、実際にはその貝の種類によって様々な色があります。

また、同じ種類の貝からもその貝が持っている遺伝子の色素によって微妙に異なる色々な色の真珠(パール)が生まれます。

アコヤ貝から採れる和珠真珠にもピンク系、ホワイトピンク系、ホワイト系からブルー系、グレー系、クリーム系、ゴールド系などさまざまな色が生まれます。

※尚、真珠の色や輝きをよりよく見せることと、ネックレスにする際の色の統一性を高めるために『調色』と呼ばれる伝統的な加工処理技術が昔から行われています。

色のシミを抜いたり、色の調整をしたりすることは、普通に行われていることですが、過度に見栄え良よくするためにする加工もありますので、ご注意ください。

これで『【美と貴さの象徴・真珠(Pearl)について】その6(真珠の見分け方…サイズ、色)』を終わります。

次回は、『真珠』その7として真珠の6つの要素のうち、残りの照り、巻き、形、キズのお話をします。

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