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点描画のお手本づくり

草むしりに本気を出しすぎて、しばらく右手が使い物にならなくなっていておとなしくしていましたが、やっとペンがまともに握れるようになったので、絵のワークショップの新しい素材の作成に取り掛かりました。

先日noteで「点描画のワークショップ」について書きましたが、そこで触れた点描画第2弾のお手本を作ります。
描くモチーフは、ワタシが2018年の作品展で描いたコレ↓

 宇宙のカケラたち-もとはひとつ

なんですが、原寸大だとポストカードサイズ(14.8×10cm)でとても小さいため、B5サイズに拡大することにしました。
大きさを比較すると、こんな感じ。

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原画を拡大コピーしただけのものはお手本でもなんでもないので、ワークショップ用に描き改めました。

使用したドローイングペンの太さは、0.03、0.05mmの2種類で、制作時間は2時間ほど。
それ以上時間がかかるようでは、ワークショップの素材としてはボツですからね。
実際に描くのは参加者さんですから、ワークショップの時間内に描き上がるように考えながら、全体のバランスを調整します。

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これをコピーしたものがお手本となり、この他、試し書き用等の用紙を全て準備してクリアファイルに入れれば、お手本セットの出来上がりです。

「絵のワークショップ」というよりも、ここまでくると「絵の教室」ですね。
教えるという立場で制作する絵(手本)というのは、普段制作する絵とは全然違うので、とても勉強になります。
また、参加されている皆さんが上達されていく様子は本当にうれしく、「ワークショップをやって良かった」と心から思えることの1つです。

こういった準備も、やっとスムーズに出来るようになりました。
丸3年で整った感じでしょうか。
『石の上にも三年(冷たい石でも三年間座り続ければ暖まることから転じて、何事にも忍耐強さが大切だということ)』といいますけど、新しくスタートしたことを自分のものにする(確立する)までは、マジで3年は必要だと思います。
1年目が基盤づくり、2年目が応用、3年目が発展。
で、4年目で3年間の経験から「自分がやらなくてもいいこと」等を明確にし、精査して、自身のやり方を確立させる、というのがワタシのやり方なんですが、コレが一番具合良く整う感じがします。

ハンドメイド作家の時は4年目で活動出来なくなりましたし、陶芸も4年目で続けられない状況になりましたからね。
3年やると見えてくるというか、状況が変化するか発展するかのどっちかって感じです。
あくまでもワタシの場合ですけど。

とにかく言えるのは、くじけずに続けてみることですよ。
何かを目標とするなら「そこに進むだけ」っていう単純明快なことなんですけど、時間がかかる(いつまでたっても目標にたどり着かない)と途中でイヤになっちゃうもんなんです。
だから、続けるには根性がいります。
努力(目的のために力を尽くして励む)の前に、物事をなんとしてでもやり遂げるたくましい精神(根性)がないと無理です。
そこにさらに加わるのが、知恵と管理能力ですかね。
「上手に続ける(やめない)方法を見つけて、最善の状態を持続する」っていうのが、1番のポイントのような気がします。

な〜んて、ベテランのアドバイスみたいになってますけど、絵描き経験たかが5年目のババアが言ってることですから、適当に受け流してください。
いつか、こういった言葉ひとつひとつに説得力のある人物になれるよう、頑張っている最中です。

みなさまのご支援に感謝します。