「なんとなく」を信じる。
結婚が決まった。
どうやら年内、二十代最後の年に私は既婚者になるらしい。それと同時に小学校高学年女児の母にもなる。人生とはなんとも面白可笑しく出来ているもので、諦めたその時にこそ不思議なタイミングで愉快な出会いを果たし、あり得ない程のスピードで未来が拓けていく。抱える問題や乗り越える試練は山のようにある、「普通」の結婚生活を送ることは恐らく叶わない。けれど、なんとなくこれが正解な気がする。「なんとなく」で動いた結果、それが本当に正しい選択であったことを私は知っている。試行回数