オンラインサロン俱楽部Baseball-Station ㊷『令和の怪物プロ初先発千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希投手の投球内容分析』(999文字、動画41分34秒)
今回のテーマは、高校生最速163km/h右腕、令和の怪物と言われました千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手、1軍デビュー戦のマウンドを解説していきたいと思います。
結果を言いますと、5イニングを投げて球数は107球、24人の打者に対して被安打6、5個の三振を取り、2四球、4失点(自責点2)という内容でした。
この日の最速は154km/hとMAXには程遠い球速でしたが、本当に軽く投げているのではないか?と思わせるような、軽やかな投球でした。
球速よりもコントロールをかなり意識して投げたのではないかと私は感じました。
非常に厳しい意見をネットやSNSで見かけたのですが、私個人の意見を言わせて頂くと、十分及第点だったのではないかと思います。
もちろん課題はありました。しかし全然改善できるであろう課題点ですので、次戦は非常に期待、というところでしたが抹消されるということで、早い1軍復帰、そしてプロ入り初勝利を期待しています。
ではどのように分析したのかというのをちょっと紹介したいと思います。
エクセルシートに全イニング、各打者、全球、チェックをしています。
球種、球速、カウントはもちろんのこと、私が一番興味あったのが、コントロール。
いつも私が言うように、コントロールが良いとは、構えったところに対してどこにいったのか?です。
ですので、捕手が構えた位置、そして結果どこに投げたのか?
その〇×、そして内外へのズレ、左にズレたのか?右にズレたのか?
高低に関しては、高めにズレたのか?低めにズレたのか?
その他、ランナー1塁での牽制の回数や、クイックのタイムと捕手のセカンド送球タイムなども計測しました。
それを初回から5回までチェック。
そして、それぞれの集計と割合なのですが、まずは球種の割合、カウントの割合、要求の割合、結果の割合、左右・高低どこにズレたかの割合、飛んだところの割合、ゴロ・フライの割合。
加えて、それぞれの球種での分析。
ストレートでのカウント割合、要求に対しての結果割合、左右高低のズレの割合。
これをフォーク、スライダーでもチェックしました。
以上の項目を考察し、佐々木投手の良い部分、そして課題点、が分かりましたので、それを紹介したいと思います。
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