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オンラインサロン俱楽部Baseball-Station114『いわゆる突っ込む投手の特徴とその対策』

 先日、肩の痛みを呈する投手を信頼あるドクターから紹介して頂きました。
 
 機能面では何ら問題なく、投球開始の指示を出したが、投球時の痛みが出てしまう(60~70%での痛み)という選手でした。
 
 そこで投球フォームを撮影してチェックすると、いわゆる『突っ込んだ』フォームとなっていました。
 
 痛みのフェイズは最大外旋位でした。
 
 なぜこの突っ込んだフォームが最大外旋時の痛みに影響するかというと、最大外旋時には、胸郭と肩甲骨を使って最大外旋をできるだけ肩の関節を使わずに行わなければなりません。
 
 しかし突っ込んでしまうとこの最大外旋で胸郭・肩甲骨を使うことが難しくなってしまいます。
 
 ではこの『突っ込み』をどう言うところに注意しながら指導しなければならないのか?
 
 このポイントを紹介したいと思います。
 
 肩甲上腕関節と言われる肩関節は、最大外旋時に必ず外旋します。
 
 胸郭・肩甲骨を使ったとしても外旋します。
 
 ただ、このストレスをどれだけ軽減できるか?
 
 これが投球フォームの重要性に繋がります。
 
 最大外旋時に痛みを訴える選手は多いので、少しでも今回の内容が選手たちのためになればと思います。
 
 それでは解説をご覧下さい。
 

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