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「きかくのがっこう」を実際にやってみている話

企画に関する授業をやってみたい!

そんなことを投稿したことをきっかけに、同じことを考えていた仲間が集まり、「きかくのがっこう」を立ち上げ、実際にプログラムを作り、2年間でトライアル授業を20回ほど繰り返し、最近は自分たちでもかなり自信を持ってオススメできる授業が出来るようになってきました。

授業をやっている中でびっくりするのが、こどもたちの目がキラーンと光る魔法の瞬間が90%ぐらいの高確率であること。このマジックモーメントがくると、子どもたちは猛烈に目を輝かせながら、紙にアイデアを書き始め、友達と議論をはじめ、自ら手をあげて発表をしはじめる。

この前は、授業の後に小学2年生の子どもがスタスタ寄ってきて、「先生、今日はとっても楽しかった!本当にありがとう!」と感謝されるという出来事まであってビックリ。こんなこと、普通ある??

親の方からも、うちの子どもが、こんなに楽しそうに人前で、自分のアイデアを発表している姿をみて、ものすごく感動した。というメッセージをもらったりもしました。

僕たちがやっている授業の何が、子どもたちの心に火をつけているのか。実は、僕らもまだうまく言語化できていません。

でも、ひとつ言えるのは、今の子どもたちは、常に正解を言わなきゃいけないと萎縮してしまっているんじゃないか、と言うこと。だから、その思い込みのタガを外してあげて、だいじょうぶ、自分の好きなように考えていいんだよ!と背中を押してあげると、ものすごくイキイキしだす。受け身から、主体的になる。そして自ら楽しみだす。

これは、とっても大切な原体験なのではないか、と僕らは今思っています。

chatGPTも出てきて、ややもすればアイデアさえも、機械的に手に入れることが出来る時代になってきています。でも、子どもたちの姿をみていて思うのは、人を本当の意味で主体的にさせるのは、正解を「外からもらうこと」ではなく「自らの内から生み出すこと」なんじゃないか、ということです。自分の内側から生み出した企画だからこそ、自分自身が目をキラキラさせて、主体的に働きかけ、仲間を集め、困難を乗り越えて、前に進めていこうとする。

企画をする、ということは、自分の内側にある想いを、外側に火を灯した状態でカタチ化させる行為なのではないか。だとすると、きかくのがっこう、でやっていることは、ティーチングではなく、コーチングでもなく、トーチングなのではないか。

授業を続けながら、この価値の正体を、もう少し深堀りしていこうと思っています。

きかくのがっこう、はコチラです↓
https://kikakunogakkou.studio.site/


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