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(夢シリーズ)「白い砂浜の洞窟、仲間たち 」03.06.2021 

とある町、一角の建物の3階にバーがある。私は3階のバーとその下にある経営事務所で働いている様子だった。3階のバーに何かを届けに行き、そこで働くちょっと派手目の赤毛カーリーヘアのおネェちゃんに何かを渡して言づてを頼んだ。ふと視線を移すと、汚れた食器がやま盛りに溜まったシンクが目について「これ、洗いなよ。」と言うと、おネェちゃんが、「いやぁよ。」とばかりのジェスチャーをしてみせた。やれやれ、仕事が終わるまでに、きれいになるのかねぇ? と思いつつ、私はレンガ造りの壁伝いに階下へ降りていった。 幾ばくか時間が経ち、みんな(多分従業員たち)が3階のバーに集まっていて、打ち上げのごとくワイワイとくつろいでいた。私も準備を終えてパーティに加わった。仲間男性1人が

「そろそろ行くか?」と促す。

場面が変わって、白い砂に驚く 海水の透明度も存在を疑うほど透明なティファニーブルーの海辺に到着。仲間達は思い思いに海へ入ったり、浜辺で横になったり。私も白い砂に感動しながら、海へ足を進める。足元には、大きな拳大の筋模様が太く黒いこんもりした2枚貝の貝殻が順序良く並べ敷き詰められている一帯があり、それを超えて水の下の白い砂の感触を楽しみながら歩いた。白い砂の海底には高低差があり、プールのようになっている場所もあれば、隆起して湿った中州(sand bar) になっているところもあった。2つの小山があって谷が出来ている辺りに人が集まっていて、間の白砂はドロッとして、微かに人間の嫌な臭いがした。

そこから離れてさらに先に進むと、人気のない洞窟にたどり着いた。 

白い砂と海水が入り込んでいるその洞窟に足を進めた。 洞窟の中の静寂を楽しみながら歩いていくと、十字路の様な場所に出て、「はて、どっちに?どこまで進んでいいものか?」と思案していると、横から「そっちには行けないよ。」という声がした。 上品な白髪(銀髪)ショートヘアの老齢の女性が立ち上がって私に話しかけてきた。「ほら、見てごらん。」と指し示された方を見ると、建物が 縦長に高く建っており、なるほど、こちらの道は通り抜けできないってことなのか。 すると、その女性は私を促すようにして、「あの建物に入ってみるかい?」といって、私を建物に案内してくれた。 建物の内装は覚えていないが、とりあえず、階段を登っていって、外に出ると、地上? バルコニーの様な場所に出て、心地よい風が吹いている。  気持ちいい。 

そこから階段を少し降りて角を曲がると、縦長の細いドアが付いている壁があった。上品老齢女性はいつの間にかその壁ドアの向こうにいて、そのドアからこっちに来なさい。と言う。どんどん水位が上がって、ドアの上部に開いている抜けのところまで水が迫る。ええ〜!?

このドア開かないっ! 体通り抜けられない!とあれこれもがいていると、「そんなことない、通れる。」という女性の声。 体をよじる、じたばたともがく、ひねる、どうにかこうにか体を入れてみる。これ、通り抜けられなかったら溺れるのか?

多分、通り抜けられたのだろう。 水が足のくるぶし程度にさらさら流れる水路に出た。

目を上げると「はっ!」と驚いて口元を手で覆った。視線の向こうに、水路を臨む橋の上に仲間が集まっていて、私が戻ってきたことを大きな笑顔で歓迎してくれていた。大きく両手を振る者、大声で何か言っている者、カメラを構えている者。案内してくれた女性の頬に感謝のキスをし、この感激をカメラに収めようとしている、橋の上の銀髪ショートヘアの彼女の気持ちを一瞬察しようとした。彼女は多分私のパートナーだ(この夢の中でのね)。悪意も嫌悪も怒りも持たないただただ優しい笑顔を浮かべていた。老齢の上品な女性が水路の出口を促す。足元には薄く水が流れていて、出口と思われる通路を仲間の歓声を聞きながら進んだ。 ここで目が覚めてしまった。

久しぶりにストーリー性あり、長編で色鮮やかな夢を見た。しかも目覚めてからもストーリーを覚えている。私のちょっと不思議な夢にはいつも水が出てくる。なんだろうな? 水路と橋で、もしかしたら三途の川の近くまでさまよってきたのかな? な〜んてな。 


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