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岩石段丘

秩父帯や四万十帯の岩石の一部が中生代白亜紀にプレートとともに地下2-30kmの深さに引きずり込まれ、圧力と熱による変成を受けてできたもの。このときの強い圧力で雲母のような鉱物がつくられ薄いパイ生地のように剥がれやすい片理を持つようになった。地下深くの岩石を地表で観察できるため「地球の窓」と言われています。また、この辺りが荒川の川底だった頃にできた甌穴や流路跡も見られる貴重な唯一無二の場所。

対岸の崖は中国の名所にちなんで“秩父赤壁”と呼ばれ、この断層に沿って荒川が流れによってできた断崖。

江戸時代に書かれた“宝登山図会”に“両岸峨々として疑ふらくは漢土の赤壁も如何でか”との記述が残っています。

自然とは偉大で、どこかで人が勝手に己の地域のみの特性とかいうのも、スケールの小さな話であり、情けないと言わざるを得ません・・


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