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貯金6万円、就職先なし、スキルなし。それでも目指したかった理想像。

お久しぶりです。
旅するクリエイターKei です。
今までの自分と、これからの自分の歩む道を
整理したくて、久々に文章を書く所存です。

4月末、ローマで誕生日を迎えました。
ギリシャ・サントリーニ島から始まり、
ひと月かけて、夫婦で7ヵ国を旅した。

誕生日はSixSences Romaでお祝い🎂


気付けば、30歳。世間から見たら、
立派なオトナだ。学生時代にボンヤリ
思い浮かべていた30歳にはなれているの
だろうか?もし、これを読んでるキミが
学生、あるいは、20代であれば、
「こんな生き方もあるのか」と1つの選択肢に
してみてもいいし、僕より先輩の方々で
あれば、「そんな人生甘くないよ!」と
一喝してください(汗)

自己紹介(22歳の僕から)

世界一周初日(実はビビり散らかしてる)

大学4年生の時に、バックパックひとつ
背負って、世界一周の旅に出ました。
それまで留学はおろか、1人で飛行機にも
乗ったことのなかった僕が右も左も分からず、
1年間の旅に旅立ちました。

お金は、死にものぐるいで学生時代に
貯めた120万円。単純計算で月10万円の
貧乏旅。ドミトリーや空港に泊まり、
コカコーラ1本節約して、どうにか1年間で
33ヵ国旅することができました。

ラオスで象使い取得中

ラオスで象使いになり、
モロッコのサハラ砂漠でキャンプをし、
ヨーロッパではヒッチハイクで縦断、
ニューヨークで年を越す。

お金はなかったけど、それはそれは、
贅沢すぎる学生最後の1年でした。

そして30歳になったKei(いま)

かわいい嫁とローマで30歳を迎えました

あの世界一周の旅から、8年が経ち、30歳。
今も尚、旅が好きで、旅をライフスタイルの
中心においています。

旅で得た経験や知識、多様な価値観。
1人になって理解できた
「自分のしたいこと」「自分の好きなこと」

もがき、苦しみながらも、
フリーランスとして頭を使い、
会社を起業して3年目になりました。

現状、何をしているかと言うと...
東京で観光に特化した制作会社を
経営しています。

カリフォルニア政府観光局の仕事

クライアントは、主に海外の政府観光局や、
国内の自治体、航空会社や、ホテルなんかの
クリエイティブを制作しています。
駅や電車、ビルの液晶画面に
映像が流れているので、もしかしたら
皆さんも気付かぬところで観たことが
あるかもしれませんね。

オーストラリア政府観光局のイベントにて


その傍ら、トラベルインフルエンサー
として、自らの旅を発信し、海外へ飛び出す
旅人を増やす活動をしています。

去年の8月30日「冒険家の日」に、
タレントの近藤あやさんと結婚して、
夫婦で旅の魅力を各SNSで発信しています。
夫婦で総SNSフォロワー数は45万人くらい。
(内訳は 僕 : 嫁 = 3 : 7 くらいだけど笑)

出演側、制作側、うまく顔を分けて、
ありとあらゆる手段で旅を仕事にしています。

それもこれも、全ては世界一周からの
1つの決断から始まりました。

貯金6万円、就職先なし。

世界一周から帰国し、中央大学を卒業。


世界一周で全財産使い切り、
就職活動もしてないもんだから、
帰国し、大学卒業後、すぐニートに。

今みたいに、SNSで稼ぐ!とか、
転職・フリーランスがメジャーでは
なかった時代だったので、周囲からは
完全に「終わった人」扱いだったと思う。

口座残高を見てみると...6万円(泣きそう)
まるでディズニーランドの閉園時間が訪れ、
急に満員電車に押し込まれるような感覚。
いや、それ以上かも。

オマケにスキルもない。
「世界一周しました!(ドヤ)」と
言ったところで、日本社会ではそれほど
価値のないようなもの。だけど、
旅人特有の「なんとかなるか...」くらいの
楽観的な感覚で、就職活動は、しなかった。

それより僕にはやりたいことがあったのだ。

旅するクリエイターになりたい

↑こんな感じで旅しながら生きたい(妄想)

旅をライフスタイルの中心に置き、
旅を仕事にし、旅の表現者、
すなわち、
「旅するクリエイター」になりたい!
そう口にしたのが、2017年4月。

一眼レフさえ持ってない23歳の若者が、
不安気にノートに夢を書いた。
もちろん実家住み。とりあえずバイトを
掛け持ちする日々。友達はみんな就職して
いたので、なんとなく、肩身苦しい
東京での生活。もちろん僕は、まだまだ
「終わった人」だった。

この時、自分のメンタルを保つために、
ノートに死ぬほど文字を書き綴った。

「だが、情熱はある」の山ちゃんw

例えば、


「どんなミライが待ってるのだろう」と受け身になるのではなく、「どんな未来が創れるのかな」と主体的に動く。それだけで人生は開かれていく。


今はゼロ点でも、小さなイチを足していけば、いつか100になる。生まれたばかりの赤ちゃんは0点で生まれた。出来ないことを「絶望」として理解するのではなく「可能性」と捉えよう。

③自分は何者でもない。だからこそ、何者にでもなれる。

などなど。
とにかく自分のメンタルを維持するためにも
本をたくさん読み、いい言葉を自分に
言い聞かせまくった。

同時に、寝る暇を惜しんで
手を動かしまくった。だって、やるしか
ないんだもん。スポーツと同じで、ライバルは
常に過去の自分だった。

今はできなくても、頑張り続ければ、
30歳頃には好きを仕事にし、好きを
ライフスタイルの中心に置き、今よりも
もっと自由な自分になれてるんじゃないかな...?

もし、それが叶わなかったとしても、
頑張り続けた日々は無駄にならないし、
後悔はないはずだ。

と、相変わらず自信なさげな面構え
だったが、必死に前を
見ようとしたのを覚えている。

近年、フリーランスになりたいとか、
好きなことで生きていたい!とか、
色んなチャレンジャーをSNSでよく見かける。

見るたびに思う。

諦めなければ、必ず辿り着くよ。と。

ローマは1日にして成らず

かれこれ旅人歴8年目。まだまだ道は長い。


そして、そんな日々が続き、
コロナで大打撃を受けつつも、
どうにか這いつくばってここまで来た。

全ての道は、ローマに通じていて、
そして、ローマは1日にして成らず。
ということだった。

ローマの街並み

ローマを歩いていると、
歴史的な建造物や美しい建物を
たくさん目にします。長い年月をかけて、
この街が出来たことを肌で感じることが
出来ます。その光景、言葉は、
自分自身の背中を押し、励ましてくれるもの。

本当に憧れだけで、22歳の頃、
世界一周の旅に飛び出し、理想を追いかけて、
ひとつひとつ積み上げて、時にグラつきながら、
不安と戦い、いつか完成するだろうと、
いや、完成するのか?そもそも完成とはなんだ?
と疑問を持って、それでも好きだから
没頭できたライフスタイル。

ここに来て、ようやく
不安そうな顔はほぐれたのであった。

もし、この文章を読んでる人の中で、
今、不安で押し潰されそうな人がいるなら、
この言葉を毎日、鏡に向かって言ってほしい。

「ローマは1日にして成らず」

※まるで、俺が残した言葉みたいに
使ってるけど、有名な言葉ね!笑

そして、僕のローマはまだまだ先に
あって、これから30代のチャレンジが始まる。

その話はまた、次回以降に書こうと思う。
こんな倍速視聴の時代なのに、
ここまで読んでくれてありがとう。

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