長い信号

駅を背にした帰り道

歩幅の違う足取りで

離れないようにと

サイズの違う手を重ね

街道沿いを歩いてく

最初にぶつかる長い信号を待ちながら

隣で弾む声を聞いては

うんうんと返事をする

行き交う車のライトに照らされながら

信号が変わるの待っている

彼女を送って駅へ戻る帰り道

差し掛かった長い信号の赤色を

眺めて一人待ちながら

少し前の二人の時間を

なんとなく想い浮かべてる



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