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うさぎが餅をつくように見えると 幼い頃に教えられたあの月は 違うどこかではカニの姿に見え…
かすかに聞こえる家庭の声 黙って空けられた優先席 肩の荷が降りた夜 おかえりが返ってくる空…
今日もまた変わらない朝 変われない日常がやってきた 朝御飯の味はよくわからない こんな日…
正解の道ってどれだっけ何だっけ。 何だか幼い頃はよく見えていた気がするものが年を追うごと…
上を向いていつも光を追い求めてる 下を向くのは新たな命を残すとき 夏の歓声を受け止める黄…
夜になって日が暮れると街には灯りがともり始める 目の前を過ぎる街並みが少しずつ光り出して…
涙を流している時はなんて声を掛けたらいいか分からないから 出来ることはないけれどただ君のそばにいる 何もかもわかってもらいたいわけじゃないけど ただ、「そうなんだ」「良かったね」「大変だったね」って そこに居てあなたに話を聞いてほしい 笑い合う時は大きな声で突き抜けるように笑い合う ご飯を食べて「美味しいね」って言い合えればいい 休日の洗濯物みたいな安心をいつまでも失くさずに 置いておきたい 自分でもどうシテいいか分からない気持ちの波に のまれた時は泣いて塞いであな
今日も西の空に日が沈む 空が表情を変えていく 青にオレンジが差し…
嫌いなものの良いところ 見方を変えれば見えてくる 嫌いなものの良いところ 実はきっとたく…
空に引かれたパステルなグラデーション 終わりを迎える1日に華やかな色が詰められる 伸びや…
暑い夏の後には切なさを抱えた秋が来る そして長い長い夜を携えた厳しい冬がやってくる 寂し…
いつかは消えてしまうもの 求めては失いを繰り返す きっと無くても生きてはいけるけど それ…
家に帰って疲れた体をシャワーで流す お気に入りの音楽を流して心を洗う お酒で楽しくなって…
にゃあにゃあと鳴き声を上げる猫 言葉も分からないのに気持ちが通じた気がするのは その尻尾、むき出しの牙、膨らんだ毛、ゆっくり閉じる瞼 言葉を持たない代わりに純粋にありのままの感情を表現する術を 持っているから 必要なものを使う分だけ そんな風に言葉を操ることが出来たらいい いつもじゃなくてもいいけれど、逃せない瞬間はあるから 大事な言葉には純粋な気持ちを その繰り返しが先の未来を紡いでいく いつでも伝えられる気でいるけれど 後回しにすれば取り返せない瞬間が