二番煎じwelcome!
「いいビジネスを思いついたんですけど、調べたら他社がもうやってたんですよ~」
クライアントさんからこんなぼやきをよく聞きます。
そんな時はいつも、ぜんぜん落ち込まなくて大丈夫です、とお伝えしていますが、今日はその理由について書きたいと思います。
先を越された=ニーズがある証拠
起業家さんたちはエネルギッシュです。いつも新しいことを考えています。そして、彼らの相談に乗るのが仕事である私も、新しいビジネスやアプリのアイディアを考えるのが大好きです。
新規事業を検討する際、まずざっくり2つのことをします。
1. 誰の・どんな問題を・どう解決するか、を言語化する
2. 自社の解決法にお金を払うユーザーがいることを検証する
つまり、思いついたビジネスにはニーズがある(市場がある/マーケットがある)ことを確かめるわけです。この検証は、ちゃんとやろうとすると2、3か月はかかります。
でも大丈夫!自ら思いついたビジネスが既に存在していたということは、そこにニーズがあることが既に証明されているということです(そのマーケットに自社の参入余地があるかどうかは別問題)。
思いついた自分をほめよう
市場調査や仮説検証など時間やコストのかかるステージをふむことなく、ぽっと思いついたアイディアにはすでにニーズがあることがわかってしまいました。
「なんだよー、もうやってるひといるじゃん。がっかり」
ではなく、
「え、自分すごくない?」
が正しい反応です。
文章のアウトプットも同じ
「今から書こうとしていることなんて、きっとすでに誰かが書いているだろうなあ」
そう考え、手が止まる。よくあると思います。
検索はしていませんが、今日のこの記事もきっと誰かの二番煎じです。
二番煎じ(にばんせんじ)とは。1 一度煎じたものをもう一度煎じること。また、そのもの。「二番煎じの茶」2 前にあったことの模倣で新味のないもの。「二番煎じのコマーシャル」 - goo国語辞書
でも、それもオッケー。発想や創作とはえてしてそういうものですし、創作物イコールすでにあるものの焼き直しや組合せと言ってしまってもいいと思っています。
それに、自分が思いついたということは、他にも同じことに思考をはせたひとがいるということ。オリジナリティが低いと悩むより、同士の存在を確認できたことが嬉しいです。
まとめ
二番煎じ、ウェルカムです。思いついたこと自体に価値があります。まるパクリは論外ですが、テーマやトピック、根拠や例示がかぶるのはよくあること。何かを思いついたら、周囲は気にせずひとまず形にしてみるのがいいと思います。
そういう意味でも、「とにかく、つくる」のがオススメ。
以上です。読んでいただきありがとうございました!
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