梅雨はしんどい?気圧によって自律神経は変化する
こんにちは。
心理カウンセリングCREAR
公認心理師で心理カウンセラーの蔵野まどかです。
まだ5月も中旬だというのに、関西は梅雨入りしました。
梅雨特有のじめじめとした地味な暑さ。
窓を開けても涼やかさが無く、体調が崩れやすい季節になりました。
「梅雨のじめっとした気候の時期は、毎年しんどくなるから苦手です」と仰られる方は多いですよね。
梅雨の時期に体や心がしんどくなってしまうのは、気圧が関係しています。
■気圧によって自律神経は変化する
ストレス社会といわれる日本。
テレビを視ていても、自律神経についての知識が身につくような時代です。
副交感神経や交感神経という言葉を聞いたことはあるのではないでしょうか。
この副交感神経は、リラックス状態のときに優位になるものです。
しかし、梅雨など低気圧の影響で天気が悪いときにも、副交感神経が優位となります。
反対に、夏の暑い気候では、交感神経が優位になって興奮状態になりやすいのです。
夏の日の高揚感や、暑いの日にちょっとテンションが上がってしまう状態、怒りやすくなってしまう状態というのは、高気圧による交換神経の影響を受けています。
副交感神経が優位になる低気圧が続く梅雨は、高気圧のときの体に対して、エネルギーの消費が少ない状態が続きます。
それによって、やる気が出なかったり、体が重く感じたりといった「心身共にあまり調子が良くないんです」とみなさんが仰る状態になっています。
■気候への対策は「何月か」よりも「体感」を大事に
雨も降らないと農作物の成長に響いてしまうし、大切な恵みの雨ですね。
ただ、雨が続く時期に身体に起きる不調もあるのが事実で、その理由を知っておけば対策が打てるわけです。
梅雨入りしたばかりなので、まだまだ雨の日が続きます。
なるべく太陽が出ているときには日光に浴びて、体を動かして梅雨を乗り切りましょう。
あと、水分補給とエアコンの活用は大事。
まだ5月だから~といって、寝苦しさを我慢しない方が良いと思います。
扇風機をつけるか、冷たいアイス枕を使ってみたりして、体調を崩さないように工夫してみてくださいね。
■おまけの話(読まなくても大丈夫!)
梅雨の蒸し暑さといえば、毎年思い出すことがあります。
私が高校生のとき。修学旅行は、本来海外に行く予定でした。
しかし当時、SARS(サーズ)ウイルスの流行の影響で、急遽、修学旅行先が国内に変更。
ちょうど今のような梅雨の時期、6月に北海道へ修学旅行に行きました。
北海道に行って驚いたのが、木陰がちゃんと涼しいこと!
暑くても空気がカラッとしているからなのか、外でも暑さをしのげる箇所がちゃんとあるんですね。初夏のような暑さがあるのに爽やかで、時々涼しさも感じられる気候に本当に感動しました。
そうして心地よく過ごした三泊四日の修学旅行を終えて北海道から大阪へ帰ってきたとき、新大阪駅を出た際に体にまとわりついた湿度の高さに体力が奪われ、どっと疲れる感覚があったのを覚えています。
ずっと同じ地域に住んでいると慣れてしまって分からないものですが、他の土地での異なる気候を体感すると、「こんなに違うのか」とよくわかりますね。
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