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見せたくない自分を知られることが嫌な人

知ってほしくない自分を知られることが嫌

これまでの記事でも紹介したように、回避依存症の人は自分を知られることを恐れています。
自分自身が「人に見せても大丈夫」だと思える自分、というものがあり、そうでない自分の一面を、他人は受け入れてくれないのではという考えを持っています。そんな自分を知っても人が離れていかないと思うことが難しいのです。

回避依存症の人は自分の考えを相手に伝えることを苦手とする人達です。
「こういったことは嫌いなんだ」というような、自分の情報になるものを人に話さないため、当然そういったことを知らないまま本人と関わる人は多くなります。
すると、本人が踏み込んでほしくない部分に悪気無く入ってこられることが少なくありません。そのため、人との距離を縮めるということは、友人にしろ、恋愛にしろ、ちょっとしたことでも回避依存症者にとって居心地の悪い時間となってしまったりします。


たとえば意中の人と出掛ける機会があったとしても、自分の深い部分を知られそうになったことで不快に感じてしまうときがあるのだそう。
すると、“その人と過ごす時間”というものに対し、居心地の悪さや、もう一度出掛けてみたいと感じられないという印象が強くなってしまうことも多いようです。

また、実際に相手に嫌われたり受け入れてもらえなかったりといった経験がなくても、根底に「素を出してしまうと人が離れていく」という考えをもっています。
見せたくない自分を知られないようにすることを貫いているため、ありのままの自分を見せたことがない彼らは、成功例がないのと同様に、失敗例もないものです。
これまで必死に「知られたくない」と守ってきた自分の一面が人に受け入れてもらえないものであると考えているのは、経験上からの恐怖感というよりも、簡単に言えば思い込みが大きいということが言えるでしょう。


「やはり受け入れてもらえないのだ」となった時のことを考え、傷付くことを避けたいという思いから、深くを知られないで済む距離を保っていたくなってしまうのが回避依存症。
ですが、恋愛をはじめ、あらゆる人間関係の築き方を変化させていこうとするなら、まずは自分自身が何を怖がっていて、その恐怖や不安は本当に抱いておかないといけないものかを正しく整理し直すことが必要でしょう。



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