2200円のパスタ レビュー
〜ジョビネッツァ(青春)!ジョビネッツァ!
我らが青春〜
ボンジョルノ‼️
どうも、マリ○です(NTD法務部対策)。
我が国 イタリアはローマ帝国以来、ずっと欧州の文化を牽引してきました。
立派な彫刻やオーダー(ローマ朝の柱)などの古代ローマ文化、ローマ教皇の力が皇帝をも凌いだ中世、そしてローマ文化を“再発見”して絵画や技術が進歩したルネサンスの近世、オペラなどの欧州歌劇の本拠地はイタリアです。
現在ではサッカーなどのスポーツ大国であり、更にフェラーリやドゥカティなどのイケてる車やバイクを産み出してモータースポーツでも大活躍しています。世界遺産の数だってヨーロッパ随一です。
イタリアこそヨーロッパ文化の中心であると言っても過言では無いでしょう。
さて、そんなイタリアですが
世界中でとりわけ愛されているイタリア発のモノがあります。
そう、イタリア料理です。
ピザ🍕 パスタ🍝 リゾット🍛 生ハム🍗
イタリアンハンバーグ🥩ラザニア🍲カフェ☕️
挙げたらキリがありません
ピザはアメリカの国民食にもなっているほどの人気ぶり
さて、そんなイタリア文化ですが
極東には「イタリア発のモノならなんでもお洒落だと思って幾らでも青天井で出す」ミーハーなエコノミックアニマルの国があります
そう、ジャップランドです
日本のJKは揃いも揃って「カフェ」でインスタ映えを狙います
でっかい皿のパンケーキとコーヒーが無ければ自分の可愛さをアピールすることすらできません
チュロスやパンケーキをおチョボで食べる小さな口で、夜はパイパンケーキになってイケメンのチュロスを大口でむしゃぶり尽くしてると思うとゾッとします
JKの常識がビーバップハイスクールやスケバン刑事でストップしている私には到底理解できる世界ではありません
さてさて、そんな「お洒落でカッコいい」イタリアンを求めてインスタ蝿(日本原産)🪰が集まる店があります
それが「マリ◯(規制)」です。
東海地方のイタリアンレストランの中では若者向けの店として人気を博しており、サイゼリアについでイタリアンの中では勢いがあります。
店舗も現在激増中
そんな話題のお洒落な店に、昭和JK代表のアタシが行かない訳はいかないのヨ!
行ってやるよ!
店の駐車場に着くと、アルファロメオみたいな欧州コンパクトカーか現行SUVみたいな如何にもみたいなクルマしかありません。
日本男児代表、箱型のクラウンは浮まくりです。
カラカラカラ チーンwwww(繁盛してる洋食屋特有の扉を開ける音)
👨🍳「Che piacere sia venuto a trovarmi!」
?!?!
おそらくイタリア語でいらっしゃいと言っております。雰囲気づくりに徹しています。
店内はインスタ女子だらけです。
手前のカウンター的なエリアは1人できているインスタ蝿、奥のテーブル席は今晩sexを控えている性欲有り余るアベックたち。
すき家にすれば良かったと後悔するより前に走る強烈なショック
何と強気な値段でしょう
ハンバーグセットは4000円、ピザセットで3000円、一番安いパスタでも2200円である。
物価までヨーロッパに寄せていくスタイル。本場の味と雰囲気を楽しんでほしいというシェフの心意気に感嘆。
迷いなく一番安い「本日のパスタ」を選択しました。
パスタを注文するとカレーも食べ放題になるのですが(ここ伏線)、
2200円もするパスタですから、よほど量も多くて豪華なのでしょう。
カレーなんかで腹を満たし、パスタを残したらchef👨🍳に失礼。
パスタのご開陳を待つことに(大仏完成を待ち侘びる奈良の下人たち)。
👨🍳「チャオ!本日のパスタ“ムール貝のトマトパスタです!ごゆっくり!」
目を擦ってもう一度。花粉症のせいで目が霞んでたんだな。
あ、終わった 外れ引いたわこれ
A plate that resembles a Brodie helmet has only a bite of pasta.(イギリス軍のヘルメットみたいな縁だけ大きな皿の窪みには、1口分のパスタがそこにあります。)(英語の翻訳問題)
味は普通に美味しいですが、ムール貝なんてのは東京湾の縁にも付着している安い貝です。
パスタの値段だってたかが知れてます。
原価でいったら50円とかそういうレベルでしょう。(原価厨)
作戦変更、パスタは後回しでカレーで腹を膨らませます。
唯一の救いは、サラダコーナーに牛しぐれ煮があった事。
肉で元を取れます。
🇮🇹パスタ(イタリア)➕🇮🇳カレー(インド)➕🇨🇳コメ(中国)➕🇯🇵牛しぐれ煮(日本)コンボ
この組み合わせ、どこかで見たことはありませんか?
そうです、2世紀ごろのシルクロードの交易ルートです。ローマ帝国からイランを通ってヒンドゥークシュ山脈を越えて天竺へ入り、そこから東へ向かって漢帝国へ行き、更に大和朝廷の日本が終点となる交易ルート。
このルートは仏教の伝達ルートでもありますが、あんなヘボパスタに2200円を取られては、それこそブッダが助走つけて殴るレベルです。
シルクロード作戦発動です
カレーと牛しぐれの組み合わせは最初の数口は中々に美味
ところが、半分も食べるとスプーンが止まります
くどい!!カレーの暖かさで牛しぐれの脂が溶け出し、米を分厚くコーティング
乳化現象が発生しました(理系チー牛)🤓
やばい、本コーナー始まって以来のお残しの危機
私の食欲が減退する中で、先ほどまで掛かっていたイタリアンなオペラミュージック(サイゼとかでも流れてるアレ)が止まり、全く曲調が異なるBGMが流れ始めます。
Jackson5
もろアメリカ合衆国である。もはやイタリアとかどうこう以前に大陸が違います。
ローマとか云々ではなく、インディアナ州です。🇺🇸
リボーン「ちゃおっす!おい、マリ◯。てめーはもう用済みだ。しね。」
アル・カポネ「アメリカとイタリアといえば、マフィアだよな。俺たちイタリア移民がアメリカにピザやパスタを浸透させたんだ。イタリア料理が今世界中で人気なのも俺らのおかげって訳。わかったら俺らに従えよ。
アメリカナイズドしろ。サルサをそのカレーにぶっかけるんだ。」
続々と集まってくるイタリアン・マフィアたち
禁酒法が敷かれている1920年代のアメリカでは、食事は市民の最大の楽しみでした。
今の俺も禁酒法が敷かれているので(車で帰れなくなってしまうので)、同じ状況です。
マフィアに逆らったら三河湾に沈められてしまうので(急に世界観が戻るバグ)、彼らのいう通りサルサを牛しぐれカレーにぶっかけてみます。
フワッと香るスパイシーな匂い。さっきまでの油ギトギトカレーとは一線を画する爽やかさ。
口に放り込むとフルーティかつスパイシーな風味
しぐれ煮の甘さのおかげで甘辛いケイジャン風味に仕上がっています
これ、ジャンバラヤだわ
ジャンバラヤはルイジアナ州など南部アメリカで人気の米料理である。
白人文化とアジア文化が合わさった料理という意味でもまごうことなきジャンバラヤである。
完食🙏
やっぱアメリカしか勝たん🇺🇸🇺🇸
USA!USA!USA!
パスタ一杯で2200円もとりやがって、石器時代にするぞコラ と思っていましたが、腹が膨れたので許してやります。
評価
味:70点 値段:0点 接客:80点
150/300点
ご馳走様でした🙏
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