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瀬戸内国際芸術祭_移動手段と散策ルート


1.移動について
2.小豆島編
3.豊島編
4.直編
5.男木島編
6.女木島編
7.お得なチケット情報

1.移動について
会場となる瀬戸内は、島から島への移動手段がかなり限定的。それを踏まえ、事前にスケジューリングをしっかりと行うことが必要。事前に訪れたい場所をピックアップし、どの順序・どの移動手段で巡るか決めて下さい。

1)島へのアクセス
まずは瀬戸内国際芸術祭の公式HPから、期間中のフェリーの運行情報を確認し、目的の島までの航路と時間を調べる。

数日間の旅行で、興味のあるスポットを全て巡る事は大変難しいと思います。フェリーだけでは希望する旅程が成立しないという場合は、会場タクシーをリーズナブルに利用できるサービス「Horai」を利用しましょう。通常は一隻一航路10,000円以上するような海上タクシーが、一人2,500円で利用可能です。

2)滞在場所
滞在場所を決定する。(瀬戸芸においては移動の便を十分に考慮して宿泊場所を決定して下さい。)
あらゆる島へのアクセスの利便性を考えると、直島・小豆島・高松での宿泊がお勧め。



3)島内での移動手段も早めの確保が必要です。お勧めの島内移動手段は、下部の各島の情報欄に記載します。

2.小豆島編(散策時間:6時間)

1)小豆島観光の心得
高松港からフェリーで小豆島へ移動(乗船時間約1h)。
小豆島の土庄港近辺で車をレンタルし、島内巡りに出発。小豆島観光に車は必須です。また、目的地には基本的に駐車場が用意されています。
レンタカーは電話またはメールでの予約が多く、ハイシーズンには確保が困難になるので、早めの予約が必要です。レンタカー屋がどこも予約でいっぱいの場合は、カーシェアサービスを利用する事も可能です。

食事を楽しみにしている方は、昼食のレストランも予約をしておきましょう。小規模のレストランが多く、ハイシーズンは予約無しでは入れない可能性があります。

2)土庄港周辺
土庄港に着岸してすぐ、「太陽の贈り物」を鑑賞。
車で移動し、「LaDance」を鑑賞。(数台分の駐車場あり)
徒歩で西光寺へ参拝。岩山の上の塔が印象的。
車で移動し、エンジェルロードで自然の造形美を眺める。(駐車場あり)瀬戸内育ちの私から見ても素晴らしく美しい場所。

3)南東部
昼食の予約時間まで少し時間があるので、中心部から離れた場所にある「愛のボラード」まで車で急行(駐車場あり)。道は狭いし曲がりくねっているので、慣れていない方はくれぐれも安全運転で向かいましょう。
なかぶ庵で小豆島名物の素麺を堪能。お昼の時間帯は常に満席で、特にハイシーズンは必ず予約をして行きましょう。
午後はなかぶ庵の近くにある「オリーブのリーゼント」を鑑賞(駐車場あり)。オブジェの向かいの老夫婦からリーゼントをお借りし、写真を撮ることができます。
醤の里現代美術館へ移動。

4)寒霞渓
「空の玉へ移動」(駐車場あり)。道中は狭い峠道なので、安全運転で。

5)三都半島
「自然の目「大地から」」を鑑賞(駐車場あり)。
「ダイダラウルトラボウ」鑑賞(駐車場あり)。

6)草壁港周辺
MINORI GELATOでジェラートを食べながら休憩(駐車場あり)。味は甘夏、ブラッドオレンジ、醤油、ピスタチオ。どれもとても美味しい。
石の島の石(公衆トイレ)でトイレ休憩。

土庄港で車を返却し、ホテルの送迎バスで島内の宿へ移動。宿でオリーブ牛と地魚の夕食を頂きました。

2.豊島編(散策時間:2時間)
1)豊島観光の心得
豊島内の移動は徒歩でも十分だが、自転車があると少し楽をできるという程度。(自転車だとマルチバスケットや心臓音のアーカイブに楽に行けるが、徒歩で向かっている方が半数以上。)

2)からと港周辺
小豆島(土庄港)から豊島(からと港)へフェリーで移動。
「勝者はいないーマルチ・バスケットボール」を鑑賞。
「心臓音のアーカイブ」を鑑賞。
からと港から家浦港へバスで移動し、フェリーで直島へ向かう。

3)豊島美術館
豊島美術館へはバス移動がお勧め。山の中腹にあるため、自転車では少し疲れると思われる。豊島美術館は完全予約制。今私は予約が取れずに訪れなていない。

3.直島編(散策時間:4時間)
直島島内の移動は、自転車/バス/が一般的。自転車はハイシーズンになると予約が取れない場合もあるので早めの予約が必要。バスで主要なスポットを巡ることは十分できるが、定員オーバーで乗れない事も視野に入れて、余裕のあるスケジューリングが必要。
私が訪れた月曜日は、多くの施設・飲食店が閉まっているが、目当ての杉本博司ギャラリーの予約がこの日しか取れなかった。月曜日であっても、屋外展示や、ベネッセハウスミュージアム、杉本博司ギャラリーは鑑賞可能。ゆっくり見て回るにはそれらだけでも1日掛かる。家プロジェクトや地中美術館等は月曜日閉館のため、訪れたい場合は注意が必要。(地中美術館は事前予約が必要)
1)宮浦港周辺
ミカヅキショウテンでランチ。他の飲食店は、ほぼ閉まっていました。
「I LOVE 湯」は休業日であったため、外観のみ。
「赤カボチャ」「直島パビリオン」を鑑賞。

2)ベネッセハウス周辺
宮浦港からツツジ荘までバスで移動。ここからベネッセハウス周辺までは自転車乗り入れ禁止のため、徒歩でベネッセハウスミュージアムへ。(バスもありました)

https://benesse-artsite.jp/Shuttle_ja.pdf

ヴァレーギャラリーを鑑賞。
杉本博司ギャラリーを鑑賞(完全予約制)。

その後は宇野港(岡山県)を経由して、宿のある小豆島へ帰着。
(瀬戸内国際芸術祭の公式アプリで表示された宇野港→小豆島の高速艇の出発時間が30分誤っており、少し焦りました。幸い、なんとか小豆島まで到着できました。)

5.男木島編(散策時間:3.5時間)
小豆島から男木島へ高速艇で移動。男木島内は徒歩でも半日で全ての作品を鑑賞することができました。(道中は坂道が多い)
ランチはDreamCafeでめおんバーガー・タコの唐揚げサラダ・柑橘サワー・レモンジュースを頂きました。

6.女木島編(4時間)
女木島も半日で全ての作品を鑑賞する事ができます。
時間に縛られたくないので、先に鬼の洞窟へバスで向かいます。帰りのバスは1時間後に来ます。ゆっくり散策して、少し休憩をすればちょうど1時間程度立ちます。バスは一度に複数台来るので、余裕を持って並んでおけば基本的に乗車可能かと思います。

洞窟を後にしてからは、帰りのフェリーの時刻まで島内を巡ります。

高松行きの最終便に乗船する予定でしたが、案の定、定員オーバーで乗れませんでした。男木島→女木島→高松の航路となり、男木島で多くの方が乗り込むと、女木島でいくら早めに並んでいても乗れない事があるため、覚悟が必要です、40分ほど後に来た臨時便に乗船し、高松へ上陸し、無事に旅を終える事ができました。


7.お得なチケット情報
瀬戸内国際芸術祭には観賞用パスポートがあります。

ただ、パスポートが無くても鑑賞できる作品や、パスポートの有無に関係無く料金が発生する場所があります。公式ホームページから各作品の情報を閲覧すると、料金の詳細が表示されるので、事前に確認した上でパスポートの購入を検討する事をお勧めします。(直島の「家プロジェクト」の数々はパスが使えますし、美術館ではパスポートがあると割引を受けられる事もあります。直島を一通り巡って、周辺の島にも立ち寄るという方は、パスポートがあった方がお得です。)
私は今回、以前鑑賞したことのある「家プロジェクト」には訪れなかったため、パスポートはかえって割高だったかもしれませんが、毎回清算をするのが面倒でしたので、パスポートを使っていました。

フェリー3日間乗り放題乗船券が、2,600円で購入可能です。なお、高速艇には利用できませんので、注意して下さい。私は今回、高松→小豆島/小豆島→豊島/直島→宇野/男木島→女木島→高松のみフェリーを利用しました。その他は高速艇を利用したため、乗り放題はかえって割高でした。


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