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地域で学び、地域とつながる。そして地域に返していく。

初めまして、宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科に在籍している寺澤基輝です。春からは建築環境研究室に所属し、建築における木材使用量と意匠に関する研究を行っています。


所属や普段の活動等自己紹介
コロナ禍における取組紹介

2020年3月より建築都市デザイン学科の学生で建築学生団体UUADを立ち上げ、これまで福島大学発のキッチンカー外装をデザインしたほか、県外の大学生とオンラインで設計練習を行うなど、学生が地域に飛び出し、社会と関わるきっかけづくり・場所づくりを行ってきました。今後は住宅改修建築教育の場づくりなど、より地域と密着した活動や、学生の学びの場をつくっていきます。


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コロナ禍における取組みとして、毎週建築をつくる会を実施しました。私の所属する建築分野では、製図室に皆で夜遅くまで残って作業し、お互いの意見をぶつけ合うという光景がよく見られます。ですが、オンライン講義となり、製図室も閉鎖されてしまいました。このような状況の中、学生の発想を共有できる場として、オンラインでの設計練習会を企画しました。

宇都宮大学は勿論のこと、前橋工科大学武蔵野美術大学の学生も参加があり、大学を飛び越えた意見交流の場が実現しました。テーマは宇都宮の様々なエリアを選定し、まちの将来像を学生が考えるきっかけづくりにもつなげました。現在は宇都宮の将来像をより具体的にビジュアル化するプロジェクトへと移りっています。

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新型コロナウイルスの影響により変わったこと

良い変化

自宅での活動が増えた分、インターネットにアクセスする時間が増え、多くの海外事例を探すことができました。世界的にオンラインでのトークイベントも増えたので、各国での先進的な事例がより手に入れやすくなりました。県内で活動しているとつい県内ばかりに目が向きがちですが、しっかりと外への目を向け続け最新の情報を手に入れることの重要性を再認識しました。特に海外大学のホームページFacebookページは非常に参考になります。学生の地域でのアクティビティが数多く取り上げられていますし、活動の見せ方も非常に参考になります。地域で学び、地域に返すをモットーとする宇都宮大学の学生として、しっかり学んでおきたいところです。


良くない変化

やはり県外は勿論、県内でも実物を見に行くという行動がとりにくくなってしまったことです。やはり写真や映像で手に入る情報よりも、実際に見に行くことで手に入る情報ははるかに多いことを痛感しました。現在は県内での移動は以前よりしやすくなりましたが、感染拡大防止のため、皆で集まって意見交換できないのは残念です。また、海外はまだまだ行くことができない状況がかなり続きそうなため、これまでのように気軽に海外事例が見に行けないのは残念です。



宇都宮大学や地域デザインセンターと
一緒に取組んでみたいこと

宇都宮は目まぐるしく変化する東京から離れすぎず、ゆったりと時間の流れる地方にも近い、居場所の豊かさのある都市であると感じています。
また、多くの工業団地や商業施設があり、経済的な豊かさがある都市でもあります。今回のコロナ禍をきっかけに、多くの方が人のつながりの重要性を再認識したのではないでしょうか。
大学が率先して地域の企業や団体と学生を繋げていき、地域と関わっていく中で、多様な考え方を許容する心の豊かさもある地域となっていくことを願っています。



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