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クレイジータンク通信 vol.172 『未来に必要な「希望」と「型」を学ぶ -子どもやさいけんきゅう会より-』
クレイジータンク通信(通称:クレタン通信)は、2020年7月よりスタートし、現在まで毎週つづいている「クレタンの今」をお届けする2000-3000字程度の通信です。2021年10月までは、クレタン関係者やファンクラブの方、十数名の方に限定的にお送りしてきました。しかし購読者の皆さまからのフィードバックもあり、2021年10月下旬より、有料にてnote公開を行うことになりました。さらに、2023年10月からは、試験的に無料公開をスタートすることにいたしました。
毎週、クレタンが何をしているか、また、何を考え行動しているのかについてお伝えしていく場です。クレタンは常に未来に向かって自分たちが「挑戦をつづける当事者」になることを大切にしています。変化する社会を生きるみなさまにとって、挑戦へのきっかけや原動力となれば幸いです。気になったときにふと立ち寄ってみてください。
◆クレイジータンク通信 vol.172◆
あっという間に10月も最終日…。今日はハロウィンですね🎃
先週末の渋谷では大々的な規制が入ったことで大きな混乱はなかったようですが、昨年の韓国・梨泰院での惨事も記憶に新しく、今年は大きな事故や事件のないハロウィンになることを願うばかりですね。
さて、今週も変わらずクレイジータンク通信を配信いたします。
今週は、クレイジータンクが関わる「保けん野菜」事業の中で、子どもたちがやさいについて多角的に学ぶ場として習いごと的に設けている「子どもやさいけんきゅう」を通して始まった「やさいを育てる」という実践型レッスンについて触れながら、今後の教育の課題や大人が子どものために取り組んでいきたいと考えていることを書きました。
ぜひご一読ください。
【未来に必要な「希望」と「型」を学ぶ -子どもやさいけんきゅう会より- 】
今朝、クレイジータンク公式noteより、以下のnoteをUPいたしました。
こちらのnoteでは、「保けん野菜」サービスの中で加入者のお子さんが受けることができる【子どもやさいけんきゅう】の取り組みとしてスタートした「家庭農園プロジェクト」のことを書いています。
食糧安全保障の課題、国内の一次生産者の課題、環境問題……
さまざまな「食べる」という根源的な営みの継続への不安感が募る日々ではありますが、だからこそ、未来を生きる子どもたちと一緒に、取り組んでいくべきことがあると考え、動き始めています。
今は試験運転として少人数の子どもがまずは取り組んでいますが、以下のようなプログラムとなっています。
はじめに、保けん野菜サービスの開発運営を行うミチクサ合同会社の秋山代表よりさいばいキットが届きます。
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早速植える!のではなく、その前に、植物が育つにはどんなことが必要なのか、人間が大きくなることと同義で、必要な環境や栄養について学びます。
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その後、実際に土や肥料を親御さんといっしょに準備し、植えていきます。
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毎週その観察をしながら、経過をみんなで共有し合います。
![](https://assets.st-note.com/img/1698711640327-uTpbrSGZJq.jpg?width=800)
冒頭の記事にも書いているように、「自転車の乗り方は大人になっても忘れない」。小さい頃から、こうして、自分たちで食べるものを育てること、その試行錯誤の回数を増やしていくことで、いつのまにか自転車に乗れるように、自ら食べ物を作り出すことに対して「何の抵抗も感じることなく」できる状態へと成長できれば、今後どのような時代が来ても、ただ誰かがどうにかしてくれるのを待つのではなく、自分たちで自分たちの生活を作っていけると考えています。
さらに、この取り組みは、実際にやってみると親側もかなり教育されます(笑)
普通の習いごとのように、預けたらおしまい、ではなく、親も一緒に動いて学ぶ必要性が出てくるため、決して楽なことではありません。
しかし、これからの時代は、私たち親も、誰も、生きたことがないような時代を生きていかなくてはなりません。
その時には、自分たちが生きてきた時代の「当たり前」を押し付けても、子どもたちの力になることはできません。
親も子どもと一緒に学び、情報収集し、これからの時代にはどんなことが今後必要になるのかを、一緒に考え行動していくことが、より必要になるのだと考えています。つまり、親も努力がかなり必要になると覚悟しなくてはいけないと、少しずつ成長するまだ柔らかく儚いほうれん草の葉を見ながら感じています。
先日、とある大学で教育心理学の教鞭をとる教授にお話を伺う機会がありました。
その方は、子どもの数が減っている中で、大学は今後、学力だけで子どもたちに線引きすることは難しくなるのに、今はまだ学力ですべてをはかる教育システムのままとなっていることに危機感を覚えていました。
自分たち親が、子どもから大人になる過程で生きてきた時代や、評価されてきた軸や、幸せの基準は大きく変わっていることを、私たち親ははやく気がつき、だからと言って答えがない時代だからこそ、親も子どもとさまざまな努力を楽しくしていくことが必要なのだと、改めて感じた時間でした。
保けん野菜という、サービスであり、場であり、機会が、これからも常に進化しながらこれからの未来を生きる子どもたちにとっての「希望」や「必要な“型”」となっていければと考えています。
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