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北海道2019 #1 あざれあ

  北海道を車で旅するなんて実に14年ぶり。子供が小さい頃は毎年8月に9日間の北海道キャンプしてたのにね。さすがに今回は道内5泊ホテルを抑えて、往復のフェリーを加えて7泊8日の旅。走行距離は2000km程度になる予定。

 新潟発のフェリーは「あざれあ」。懐かしい響きだ。でも新造船でいろいろ快適になってる。昔は2等大部屋の雑魚寝で場所取りが大変だったけど、やがて2等寝台になり、今回は一番安いツイン個室(ステートA)。でも55歳以上が利用できるGoGo割で25%引きなのがありがたい。デラックスとかスイートとかは次回に取っておく。

 車はなんと息子所有のNDロードスター。GWに行った「北海道ロドスタひとりキャンプ」が相当楽しかったらしくその話を聞いたカミさんが「私達もロドスタ借りて行こうよ!」って言うのが今回の旅の始まり。北海道の絶景ロードをオープンで走るなんてワクワク感ハンパネーわ。

 5:30出発。所沢から関越で新潟を目指す。途中赤城で休憩をとり9時過ぎに新潟着。ガス入れてコンビニで買い出し。昔のフェリーのレストランは不味いラーメン1,000円とかありえない価格設定で、庶民はみんなコンビニで弁当買い込んでたっけ。今は改善され、味も価格も納得レベルらしいのだが、昼の弁当と500mlの缶ビール2本を買ってしまう。

フェリーターミナルに着くとすでに沢山の車が乗船待ちで列を作っている。バイクも沢山いる。BMW R1200GSとか超大型車ばかり。昔はほとんど若者だったが、今はほとんどがオッサンライダー。1980年代のバイクブーム時に北を目指したライダーが子育てを終えてまた北を目指すのか。彼らもコンビニで弁当を買い込んだに違いない。

 低気圧の影響で出港は1時間遅れの13:00頃。普通の乗用車は3Fなのだが、車高が低い車はトラックと同じ2Fに誘導される。従って周りの車はポルシェとかWRXとかS800とか高そうな車ばかりでロドスタは最廉価レベルだ。ポルシェのオッサンドライバーがトランクからクーラーボックスを取り出した。うーむ、ポルシェ乗りでも昔の習慣は抜けないのか? ちなみにNDロドスタは車高は低いが最低地上高はノーマル140mmで普通車と比べてそれ程低いわけでなく3Fでもokと思われる。

 さて2017年に新造船された「あざれあ」は非常に快適だった。もちろん個室であることが大きいのだがレストラン、カフェ、売店、大浴場などのパブリックスペースも今時の仕様でストレスを感じない。レストランはビュッフェスタイルで欲しいもだけ取って支払うスタイル。どれも美味しそうで迷う。日本海に沈む夕日を見ながら1300円程でお腹いっぱいになったので決してコスパは悪くない。大浴場も洗い場の数が増えて順番待ちがない。湯船は大きくなってゆっくり足を伸ばせる。小さいながら露天風呂まである。この日フェリーは結構揺れたのだが、波のある露天風呂から見る夕日は旅情をそそる。そう言えば昔は少しの揺れでもすぐに酔って気持ち悪くなったのだが、今回は全然酔わない。加齢により三半規管が劣化したかと思うとちょっと悲しい。

 最廉価ツインのステートAはコンパクトに纏まってよく出来ている。古いビジネスホテルによくある洗面とトイレと湯船が一緒になってる狭い空間ではなく、湯船がシャワー室になっているのでトイレと洗面が広く使える。湯船に浸かりたい人は大浴場にどうぞってことだろう。あとは冷蔵庫に40インチのテレビ、ハンガーラック。必要十分だ。

 今時仕様で快適な「あざれあ」だが、一つだけ要望を言うならレストラン、カフェ、売店などの営業時間が短いこと。どれも1~2時間の営業であり、レストランなどは混んで行列となる。ゆっくりのんびりの船旅なのでもう少し営業時間も余裕をもってほしい。まぁ我が家はやっぱりコンビニ派なのでいいんだけどね。

 と言うことで14年ぶりの北海道旅行。翌日からの旅程を思うとワクワク感MAX。心配なのは天気だけ。

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