2023年12月

 年の瀬全部のせ。まとめてゴミ袋に入れて捨てる季節。悪口は厳重に梱包して不燃ごみの日に出すことにしています。ほらもうメッキ剥げてるやん。


12月のライブ

  • 12月1日-2日@代々木labo「10万秒ライブ」

  • 12月6日@代々木labo「fromてっぺいtoよめ」

  • 12月28日@代々木labo「ReadyBornen」

 今年の10万秒コスプレはキービジュアルに合わせてプレスリーでした。今年もちゃんとウケてよかったです。自分の時間もちゃんとプレスリーっぽい感じでやってみたんですけどそれはあんまり伝わらなかったみたいですね。みんなもっと聞いたほうがいいよプレスリーとかまで。

 店長の誕生日を祝う日を僕が作って贈る、というのをやってみました。自分の担当シンガーたちの中で特に店長とも関わりがある人を集めました。とにかく人より仕事のできない僕がどうにか頑張れているのは店長のおかげです。自分はatLestyReの「ヒーロー」を歌ってみましたがやっぱり高いし大変でしたね。おそろし。これからもよろしくお願いします。

 今年はライブかなり少なかったです。ブッカーとしての仕事もありつつだったので「山内てっぺいの企画」という形からはしれっと逃げた年でした。いい日はいっぱいあったしライブをやるのは楽しいんだけど、やりたいこととできることの乖離に悩んだ1年だった感じです。それでも音源作ってみたり新曲も作らざるを得ない状況になったり、ちゃんとミュージシャンとしても動きを完全に止めるまではならなかったのが良かったです。安心。来年ちょっと頑張ってみる。

12月に見たもの聞いたもの

 キースへリング展に行ってきました。実はこっそり好きで、ほんとは衣装はキースへリングのTシャツにしたいと思っている。せっかく見つけたし休みも作れたし行ってみるかということでチケット取ってみました。同じ日にヤンキー漫画の展覧会がスタートしたっぽくて、そっちにばかり人がいてフンっ…てなりましたが。いろいろ脳みそが動いて楽しい時間でした。仕事でフライヤーとか作るからそういうものの勉強にもなったしね。いい休日だったわ。

 伊藤紺さんの新しい歌集「気がする朝」を読みました。ベボベの小出さんが推薦していて既刊の2冊を読んだときこの人はなんて素敵な言葉を選ぶ人なんだ…!と感動しました。あとは視点。優しい人なんだなって思います。相手を見る目が愛にあふれた人が選ぶ言葉みたいな。あとは感情を分かりやすく短い言葉でまとめる感じ。時間にしたら0.6秒ぐらいの事なんだけど、ちゃんと消化してわかりやすい言葉にして残してくれている感じ。勉強になります…!!ずっと好きだと思います。

 M-1なんですけど。結果としては非常に納得のいく正しいM-1だったなという感じで、お笑いとしてもしっかり面白くてよかったです。そんなことよりね。文脈、邪魔すぎん?裏側とか道のりとかもう情報多くてパンクするのよ。芸能人の素とか見たくないのよ。ステージの姿だけでいいの。裏で何やってても別に気にしないというか。邪魔。その日そのステージで行われることだけがすべてでいいのよ。文脈を汲まなければ楽しめないコンテンツが年々苦手になってきています。

その他いろいろと

 早いよ今年終るの。スピード感ヤバイて。今だってここ書いてるの23:45だよ。間に合わんて。たぶんカウントダウンしに抜け出して後半書くことになるわよ。

 「不器用に生きられるだけ君は器用だと思う」という1行を歌詞に書いたことがある。年々それを実感する。
 毎年年末は太宰の「ヴィヨンの妻」を読むんです。今の自分の現在地を確認できるから。年々大谷とのシンパシーが高まってしまうのどうにかしたい。というか大谷の行動原理が理解できてしまうのよね。
 ラーメンズの「器用で不器用な男と不器用で器用な男」もそうなんだけど、なぜかできちゃう人となぜかできない人との間には何があるのかってすごく感じる。気になって好きな人を観察してると、この人はなんて器用な人なんだろうって思うんだけど、本人としてはそういうつもりはなさそうだからなんかもっと観察してみようって思っていたりする。

 不器用なりにいい1年になったから、来年も器用にこなしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?